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- 金投資(純金積み立て、金貨)
気になる金貨の話題を不定期に掲載しています。今回は、金投資に関する記事を掲載します。
金投資(純金積み立て、金貨)
「金」はそれ自体が価値を持つ資産
■ 金投資の特徴
・金は、そのもの自体に価値がある実物資産で、価値がゼロにはならない。
・インフレ(物価上昇)に強い資産です。
・テロや戦争、通貨不安などの有事が起きた際に、値段が上がる資産です。
・ドル建てで取引されるので、円安ドル高になると上昇します。
・純金積み立てなら1000円から投資できます。
・金はそれ自体が何かを生み出す資産ではないので、利子がつきません。■ 金投資ができる会社・金額など
通貨 運営会社 いくらから? 備考 純金積み立て 楽天証券 1000円~ 積立投資なので、
ドルコスト
平均法が効くマネックス証券 金貨・コイン 田中貴金属、
三菱マテリアル約13000円~ 盗難リスクに
注意金ETF SPDR
ゴールドシェア約13000円~ 証券会社で
買える■純金積み立てについて
純金積み立てのメリットは、少額から無理なく投資を続けられることです。自動的に毎月定額で購入するため、金の値段が下がった場合は多く買い、値段が上がった場合は少なく買うことができます(ドルコスト平均法)。
今が買い時と思えば、スポット購入(そのときだけ買いを増やす)もできます。積み立てた純金は、金そのもので引き出すこともできます。■金貨・地金について
金貨のメリットは、換金しやすいことです。世界各国の共通通貨なので、どの国でも公正な価格で換金できます。地金のメリットは、500g以上購入すれば、購入手数料が無料になることです。(ただし、スプレッドと呼ばれる売り手の取り分は発生します) 購入量が少ないと、バーチャージ料と呼ばれる手数料がかかります。■金ETFについて
金ETFのメリットは、証券口座があれば、株のように売買がかんたんにできることです。金ETFとは、金の投資信託のことです。金資産の裏付けがあるので、安心して保有できます。■ 金の購入イメージ
手軽に始められる「純金積み立て」は直接、販売会社(楽天証券やKOYO証券など)から購入できます。「金ETF」を買う場合、株を売買するように、証券会社で買うことができます。■ 金投資のまとめ
金はそれ自体が価値を生まないものなので、「守りの投資」に向いています。 月々コツコツと増やしていきたい方は、「純金積み立て」がベストです。まとまったお金があったり、手元に金貨や地金として、実物で持っていたい方は、「金貨・地金」を、手軽に金の売買をしたい方は「金ETF」が向いています。 一般的には、保有資産の10%程度を金資産として持っておくとよいと言われています。以上、引用抜粋記事です。 金や金貨のお取引をお勧めするための掲載ではありません。金、金貨のお取引には、このような形態があるという参考までのご紹介として掲載しました。予めご了承ください。
- 主な金貨の純度と特徴(K21.6)②
気になる金貨の話題を掲載しています。
主な金貨の純度と特徴(K21.6)
金貨の純度
金貨と言えば純金と思いがちですが、金貨にも純金が使われているものから22金や14金と使われている金の純度は様々です。このページではK21.6の主な金貨であるアメリカドル金貨とメキシコペソ金貨の種類と特徴を簡単に紹介していきます。
K21.6の金貨
アメリカのドル金貨
アメリカでは金本位制の元1930年代まで実際のお金として金貨が発行されていました。 20ドル、10ドル、5ドル、2.5ドルと4種類発行されており女神やインディアンがデザインされています。 アメリカの金貨は偽物が多く、特にインディアン金貨は偽物が多数作られています。 偽物はサイズや重量が違うことが多いため、しっかりと計測すれば多くは偽物と本物の判別可能です。
上記サイトで取り上げられている金貨は下記になりますが、名称は差し替えさせていただきました。
【20ドル金貨】
- リバティ金貨(1849~1907発行)
- セントゴーデンス金貨(1907~1933発行)
【10ドル金貨】
【5ドル金貨】
メキシコ・ペソ金貨
メキシコのペソ金貨。50、20、10、5、2.5、2ペソの6種類が発行されています。
50ペソ金貨は1921年に独立100周年記念に発行されその後も発行されました。
表には勝利の女神、20ペソ金貨は表がアステカ、両方ともに裏にはイーグルが、10、5、2.5ペソ金貨には表はイーグル、裏にイダルゴがデザインされています。2ペソ金貨についてはイーグルと裏にはDOS PESOS の文字が刻印されています。 - 主な金貨の純度(K24~K22)①
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主な金貨の純度(K24~K22)
金貨の純度
金貨と言えば純金と思いがちですが、金貨にも純金が使われているものから22金や14金と 使われている金の純度は様々です。
このページではK24~K22の主な金貨とその特徴を簡単に紹介していきます。K24(純金)の金貨 K24金貨の重量
基本的にOZ(オンス)という単位が用いられており、1ozは31.1グラムになります。 以下が金貨のサイズ別重量の表になります。
偽物の場合同じサイズのK24金貨にも関わらず数グラム軽いなど、重さが違うことが多いです1oz 31.1(g) 1/2oz 15.5(g) 1/4oz 7.7(g) 1/5oz 6.2(g) 1/10oz 3.1(g) 1/20oz 1.5(g) 1/25oz 1.2(g) 上記サイトにて取り上げられている 純度99.99%(.9999)以上の純金、「K24金貨」は下記の通りです。
主な「K22の金貨」として下記が取り上げられています。
- パンダ金貨の年代ごとの価格と相場の違いは?
気になる金貨の話題を掲載しています。
パンダ金貨の年代ごとの価格と相場の違いは?
2008/06/post
パンダ金貨は中国政府(中国人民銀行発行)が発行した通貨です。パンダ金貨の価格は、初期発行年度のものですが、当時、中国では金取引が自由化されていませんでした。 そのためか、中国造幣局で販売していたパンダ金貨の販売価格は、日本、香港の価格と比べ、約3割割高でした。 香港に於いては、銀行(中国国営銀行?)だけがパンダ金貨を販売していました。 (現在は不明) パンダ金貨の販売コミッションは3%だったと覚えています。 日本では、泰星スタンプコインが全て輸入販売をしており、コミッションは8%程だと思います。
パンダ金貨は、地金型金貨として流通しています。 発行年のパンダ金貨は鋳造枚数などの理由からか、プレミアムが付き実際の金の地金価値以上の値段で取引される市場もあるようです。 収集家の方や興味をお持ちの方はパンダ金貨の事情についてよくご存知のようです。
パンダ金貨は毎年発行されており、鋳造枚数が多い年のものについては、地金型金貨としての価格で取引されています。 発行枚数が少ない発行初期の1982~1990-91年のパンダ金貨は、プレミアムがついて大変な人気です。 その為、1982 年発行のパンダ金貨を手放そうとする人が少ないため入手が困難です。 一部のショップでは、これらのパンダ金貨に30万円もの価格が付いていることもあるそうです。 1982年の発行枚数はわずか15,872枚なのでパンダ金貨の相場が高騰するのもわかります。
以上が抜粋引用記事でした。 上記の記事とは別に、ウェブには「偽物パンダ金貨」に関する記事が多数上がっています。どちらかと言えば、そちらの「偽物の見分け方」のほうが気になる記事かもしれません。例えば、あるウェブサイトでは、パンダ金貨セットの偽物を写真つきで説明しています。見た目の大きな違いは、「額面が記載されていない」との事でした。この他にもかなり多くの「偽物パンダ金貨」記事がウェブに上がっていますので、興味のある方は検索にてすぐ見つかることと思います。
【パンダ金貨】本日の買取価格一覧はこちらをクリック - 人類史上最大の金貨をオーストラリアが鋳造、重量1トン…その価値は?
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人類史上最大の金貨をオーストラリアが鋳造、重量1トン…その価値は?
2014年01月31日 21:27
オーストラリア西部にあるパース造幣局が鋳造した、世界最大サイズの金貨が注目を集めています。
1トンもの純金を使用した、直径80cmという空前のゴールドコインです。完成した金貨や世界最大サイズ金貨鋳造に使った金型、エリザベス女王と100万豪ドル(約9000万円)の刻印など、上記サイトでは、このコイン鋳造工程を写真をおってくわしく説明しています。
ここで一番気になるのは世界最大サイズ金貨の価値ですが、重さ1トンの純金価値3000万ユーロ(40億円以上)だそうです。
現在はドイツで展示されているとのことです。 ちなみに2004年にウィーン金貨に抜かれるまでは、豊臣秀吉が命じて作らせた天正長大判(1592年以降)が世界最大の表面積(17.5cm x 10.2cm)を持つ金貨でした。
下のビデオでは、世界最大金貨のカンガルーデザインから始まり、鋳造工程から完成までを見ることができます。
Perth Mint Makes World's Largest Gold Coin
- 海外金貨 – 稀少金貨とは ②
ちょっと気になる金貨の話題を不定期に掲載しています。今回は前回の続編になります。
海外金貨 - 稀少金貨とは 2
希少20ドル金貨には
【Libertyタイプ】と【St.Gaudensタイプ】があります。【St.Gaudensタイプ】の初年度のもの(1907年)には、 ローマ数字で年代を記したものがあり(MCMVⅡ)、 これは"High Relief"と呼ばれています。1907年後半には通常のアラビア数字に変わりました。
そして1908年以降に鋳造されたものは、"Barbar / Saint-Gaudensタイプ"とも呼ばれ、平坦なイメージとMotto(In God We Trust)が加えられています。
この20ドル金貨が鋳造されたのは、カリフォルニアで金が発見されたためでもあり(ゴールドラッシュ)、1849年3月3日にコイン鋳造法が制定されています。 そしてこの法律が施行された後に、Longacre氏が20ドル金貨の鋳型を作り始め、同年12月22日に完成しました。
また20ドル金貨は90%の金、10%の銅が含まれており、純金含有量としましてほぼ1オンスの0.95750オンスに相当します。<鋳造枚数について>
St.Gaudens(セントゴウデンズ)金貨
■ 年代:1907年 - 1933年
■ 総鋳造枚数:69,832,846枚
この6,900万枚ですが、公式統計上は鋳造されたものの、大金庫室に保管されていながら、一般には放出されなかった年代が多くあります。
また、St.Gaudens金貨の総鋳造枚数である6,900万枚の40%にも相当する2,800万枚もの金貨が鋳造されたものの殆ど全てが溶かされて発行されなかったのです。 これらの数を除外すれば、本当の鋳造枚数は4,100万枚まで激減してしまうのです。
Liberty(リバティー)金貨
■ 年代:1850年 - 1907年
■ 総鋳造枚数:103,835,171枚
このLiberty金貨は、デザインの違いにより3種類に分類されます。
以下はその分類です。金貨のタイプ ●タイプⅠ(1850年 - 1866年) - 鋳造枚数 23,538,945枚 *1866年にはサンフランシスコ鋳造所で(NoMotto)が僅か12,000枚のみ鋳造されており、これが事実上タイプⅠの最終年にあたります。●タイプⅡ(1866年 - 1876年) - 鋳造枚数 16,148,758枚 ●タイプⅢ(1877年 - 1907年) - 鋳造枚数 64,147,468枚 この3つのタイプの違いがありますが、事実上入手が出来ますのは<タイプⅢ>しかなく、<タイプⅠ・タイプⅡ>は余りにも稀少性が高く殆ど購入することが出来ません。<鑑定グレードの概要>
米国(世界標準)では、コインの鑑定に70段階の数字を用いて鑑定を行っています。 具体的には、1から70段階まであります。(70が最高グレード)
そして、この70段階に区分けされましたグレードの中で、65以上に鑑定されました稀少金貨が、一般的に投資用金貨として、頻繁に取引されています。