購入した金貨の保管方法は? 自宅保管におけるリスクなども解説
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皆さんは、購入した金貨をどこへ保管するかをしっかり考えていますか。
金貨は株式などとは異なり、それ自体に高い価値があるため、セキュリティを確保できる場所に保管しないと盗まれる危険があります。
よって、金貨を購入する前に、セキュリティを確保できる保管方法を知っておくことをおすすめしています。
では、どのような保管方法が存在するのでしょうか。その答えとして、以下の2種類が挙げられます。
- 宅金庫で保管する方法
- 貸金庫で保管する方法
各方法ごとにメリット・デメリットがありますので、それらを考慮した上で選ぶことをおすすめします。以降のセクションにて、選ぶポイントとなる点などをご紹介しましょう。
1. 自宅金庫で保管する方法と注意点
この方法は、ホームセンターやネットショップなどで金庫を購入&自宅に設置し、そこに金貨を保管する方法です。
この方法のメリットは以下の通りです。
- 取り出したい時に取り出して金貨を見て楽しむことができる。
- 金庫購入費用&設置費用のみで済む。
- 金貨を取り出すタイミングが重要な場合や、緊急時に迅速に対応したい場合に都合が良い。
- 生体認証式の鍵の金庫など、比較的高めの防犯性を担保できる金庫もある。
一方、デメリットは以下の通りです。
- 盗難や火災などのトラブルは全て自己責任である。
- 火災保険などに加入していても保険金が十分に支払われるとは限らない(※)。
※保険会社によっては、金貨は保険対象として認められない場合があるため。
また、保険金の上限額に達してしまうとそれ以上の損失は補償されないため。
■ 購入時の注意点
購入時の注意点は、一言で自宅金庫といっても『耐火金庫』『TSグレードの耐火金庫』『防盗金庫』の3種類がある点です。
このうち、よくホームセンターなどで販売されているのは普通の『耐火金庫』で、火災から貴重品を守るための金庫となります。よって、工具などで簡単にこじ開けられるなど、防犯面にやや弱い部分があります。
この防犯面を強化したのが2つ目の『TSグレードの耐火金庫』です。具体的には、工具のこじ開けなどに15分程度耐えられるかどうかの試験をクリアした金庫のことを指します。
最後3つ目が防盗金庫で、これは火災だけでなく盗難や防犯からも貴重品を守ることができる金庫になります。具体的には、工具などでは破壊されにくい強固な設計である上、重く作られています。また、防犯性を高めるために、床にボルトで固定できるものも存在します。
よって、金貨を保管する用途であれば防盗金庫が最も優れているといえるでしょう。
しかし、強固である分、欠点として『価格の高い点』と『取り回しが悪い点』があります。
一般的に、防盗金庫は耐火金庫に比べて重量かつ大型化しています。そのことから、本体価格が高いだけでなく搬入費用も高くつきます。加えて、設置場所も限られ、設置後は簡単に動かすことはできません。
以上から、自宅金庫を選択する場合、費用をそこまで気にしない方には『防盗金庫』を、費用を抑えつつも防犯性も欲しい方には『TSグレードの耐火金庫』をおすすめします。
2. 貸金庫で保管する方法
この方法は、銀行や貴金属会社などが提供する貸金庫を借り、そこに金貨を保管する方法です。
貸金庫の例としては、三井住友銀行が提供する貸金庫でしょうか。
金庫の大きさ次第で年間2.2~4.6万円ほどの手数料がかかりますが、金などの貴金属も預かってもらえます。加えて、暗証番号や専用の鍵を利用することから非常に高い防犯性を確保することができます。
この方法のメリットは以下の通りです。
- 防犯面に強く、盗難や災害から金貨を守ることができる。
- 預けた物が保険で保障される場合がある。
一方、デメリットは以下の通りです。
- 銀行の営業時間内でしかアクセスできないなどの利用時間の制限があり、取り出したい時に取り出すことができない。
- 定期的に貸金庫の利用料を支払わなければならない。
- 貸金庫を利用するために審査が必要な場合がある。
- 地震や洪水などの自然災害の場合、貸し金庫の中身が保障されない場合がある。
特に気になるのは費用面でしょうか。
手持ちの金貨が少ない場合、定期的な利用料の支払いが高くつく可能性があります。場合によっては、「金貨投資で利益が出たのに、貸金庫の利用料で帳消しになってしまった」というようなことも起こりえます。
こういったケースに陥らないよう、借りる際にはしっかり利用料を確認しておきましょう。
3. 自宅金庫の盗難リスクと対策
これまでのセクションにて、2種類の保管方法をご紹介してきました。
「そう簡単に盗難なんて起こらないだろうし、費用面から考えても自宅金庫が良いのでは」と感じた方もいらっしゃると思います。が、自宅金庫が盗まれるという事件は意外と発生しているのです。
実際に起こった金庫の盗難事件を2つご紹介しましょう。
■ 被害の実例
まず1つ目は、2001年に発生した一晩に連続6件の金庫が盗難された事件です。被害にあったのは関西圏のスーパー・薬局です。
該当の店舗は重さ約100kgもある金庫を保有していました。なのにも関わらず、金庫が丸ごと盗まれてしまったのです。
盗まれた場所の床には金庫を引きずった跡が残っていたことから、引きずる形で強引に盗んだのだと考えられます。100kgの金庫でも盗めることがわかる事例です。
2つ目は、2022年に兵庫県で発生した事件です。こちらも1つ目と同じく、100kg以上ある金庫が金庫ごと盗まれています。
監視カメラに録画されていた映像によると、窃盗犯はその場所にあった工具を使って金庫をこじ開けようとしていたそうです。ですが、こじ開けられなかったため、台車で金庫ごと運び出し車で走り去ったとのこと。
監視の目がなければ、時間をかけて盗めることがわかる事例だと思います。
以上が事件の一例ですが、他にも金庫破り事件は起こっております。
警察庁のデータによると、警察庁が認知しているだけでも2019年の1年間で1,313件の金庫破りがありました。2010年は2,918件だったので、9年の間で件数は半分ほどまで減っています。
が、それでも金庫破りが0件になることはなく、1年に1,000件ほど発生している状況です。
■ 被害を合わないようにするためには?
では、こういった被害にできる限り合わないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。その答えのひとつとして、金庫自体を持ち去られないように固定する対策が挙げられます。
生体認証式の鍵で閉めていようと、複雑な暗証番号を設定していようと、金庫ごと持ち去られたら意味がありません。
防盗金庫には、金具で床に固定できる金庫やコンクリートで埋設できる金庫などもありますので、被害に対して大きな不安がある方はそういったものを選ぶと良いです。
4. 費用面と防犯面から選ぶべし
『自宅金庫』か『貸金庫』かを決める際は、費用面と防犯面を天秤にかけて考えることをおすすめします。
その上で、保管したい金貨の量、目的(金貨を見て楽しみたいなど)も考慮して選ぶと良いでしょう。
しかし、どちらの保管方法も絶対ではありません。盗難や紛失が心配でストレスになるようであれば、金貨の売却も視野に入れておくと良いです。
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