過去の万博の歴史とは? 大阪万博の記念メダルについても解説
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過去に世界各地で開催された万博は、人類の技術革新や文化交流のシンボルとしてその名を刻んでいます。
これらの展示会は時代を超えて、革新的な技術や未来のビジョンを世界に示す場として、世界中から注目を集めてきました。
特に、日本では1970年に大阪で開催された日本万国博覧会(通称:大阪万博)は、その革新性と規模の大きさで記憶されています。
この記事では、過去の万博の歴史を解説します。
あわせて大阪万博の記念メダルもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 万博の歴史
万博は、世界の技術と文化が交差する場として、長い歴史を持っています。
まずは、世界の万博がどのような目的で開催されてきたのかをみていきましょう。
■ 万博の目的とは
国際博覧会(万博)は180年近い歴史を誇り、その起源は19世紀半ばにさかのぼります。
最初の万博は1851年に、産業革命が発祥した英国・ロンドンで開催されました。
当時、イギリスは産業革命の真っ只中で、農業中心の社会から工業国へと移行していました。
万博は「水晶宮」という鉄とガラスで作られた美しい建物で行われ、主にイギリス製の機械、薬品、陶器などが展示されました。
このようにして、イギリスは自国の工業力を世界に示すことができたのです。
そして、第一次世界大戦後、現代の万博のように「テーマ」を持つ博覧会がはじまります。
具体的には以下のようなテーマがありました。
・シカゴ博覧会(1933年5月27日~1933年11月12日、1934年5月26日~1934年10月31日)「進歩の世紀」
・パリ博覧会(1937年5月25日~1937年11月25日)「現代生活の中の芸術と技術」
・ニューヨーク博覧会(1939年4月30日~1939年10月31日、1940年5月11日~1940年10月27日)「明日の世界と建設」
また、1928年には国際博覧会条約が締結され、この条約に基づいて国際博覧会は開催されるようになったのです。
第二次世界大戦の影響で18年間中断されましたが、1958年のブリュッセル万博で再開し、その後も国際博覧会は世界各地で継続的に開催されています。
このように、過去の博覧会は自国の力や工業力を示す場でしたが、現在では平和の象徴となり、技術や芸術をとおして世界中の人々が交流する場となったのです。
2. 過去の日本の万博
日本ではこれまでに5回の万博が開催されています。
日本が万博にはじめて参加したのは、1867年(慶応3年)の第2回パリ万博です。
「徳川幕府」、現在の鹿児島県に相当する「薩摩藩」、および現在の佐賀県に相当する「鍋島藩」が参加しました。
また、日本政府としてはじめて公式に参加したのは、1873年のウィーン万博です。
ほかに日本で開催された万博にはどのようなものがあるのか、3つをピックアップしました。
さっそくみていきましょう。
(1)日本万国博覧会日本万国博覧会
日本万国博覧会(日本万博)は、1970年に大阪千里丘陵+で開催された国際博覧会です。
このイベントは、日本ではじめての万博として、1970年(昭和45年)3月15日から9月13日までの183日間にわたって開催されました。
通称「大阪万博」または「EXPO’70」とも呼ばれ、テーマは「人類の進歩と調和」でした。
この万博には、日本を含む77カ国と4つの国際機関が参加し、総入場者数は6,422万人に達したと言われています。
たとえば、アメリカ館では、アポロ宇宙船の宇宙飛行士が月から持ち帰った「月の石」が展示され、ソ連館には実物の人工衛星が展示されるなど、多くの来場者が列を成しました。
さらに、芸術家の岡本太郎がデザインした「太陽の塔」がテーマ館の一部として建造され、現在でも万博公園のシンボルとなっています。
このように、日本万国博覧会(日本万博)は、日本の高度経済成長を象徴するイベントであり、国内外に日本の技術力と文化をアピールする重要な機会となりました。
(2)国際科学技術博覧会
3回目に開催された万博は、1985年(昭和60年)3月17日から9月16日までの184日間、筑波研究学園都市で行われた「国際科学技術博覧会(科学万博、つくば万博)」です。
この博覧会には、日本を含む48カ国と37の国際機関が参加し、総入場者数は2,033万人に達しました。
テーマは「人間・住居・環境と科学技術」で、科学技術に対する国民の理解を深め、科学技術を通じた国際親善の促進に大きな成果を挙げました。
この万博は、科学技術の進歩とその応用がもたらす未来像を示し、多くの人々に感銘を与えました。
(3)愛知万博
日本国際博覧会は「愛・地球博」として知られる5回目の万博で、2005年(平成17年)3月25日から9月25日までの185日間にわたって開催されました。
会場は愛知県の瀬戸市南東部、豊田市、長久手町で、「自然の叡智」をテーマに掲げ、新しい文化と文明の創造を目指して開催されました。
この万博には、日本を含めて121カ国と4つの国際機関が参加し、総入場者数は目標を大きく上回る2204万9544人でした。
中でも、ロシアから提供された約1万8000年前のマンモスが冷凍状態で展示されたことは有名です。
3. 2025年は大阪で日本国際博覧会が開催!
大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
サブテーマには「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」が含まれ、全体のコンセプトは「未来社会の実験場」とされています。
2025年の万博開催時には、持続可能な開発目標(SDGs)の目標年である2030年まで残り5年となり、その達成を目指す重要な年です。
そのため、万博は「持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献」を目指しています。
また、日本の国家戦略である「Society5.0」の実現に向けて、会場でのさまざまな取り組みが進められています。
具体的には、「空飛ぶクルマによる新たな移動体験の提供」「リアルとバーチャルの融合した未来のエンターテインメントの実現」などです。
4. 万博では記念硬貨が販売されている?
万博では、世界中から集まった訪問者が特別な記念品を求めて会場を訪れます。
その中でも特に人気なのが、限定の記念硬貨の販売です。
最後に3つの記念硬貨を紹介します。
(1)日本万国博覧会記念100円白銅貨幣
1970年の日本万国博覧会(大阪万博)を記念して発行された日本万国博覧会記念100円白銅貨は、東京オリンピック記念貨幣に次いで発行された貴重な記念貨幣です。
直径は28ミリで、品位は銅750対ニッケル250、量目は9gです。
表面には葛飾北斎の「赤富士」が描かれ、裏面には地球を背景に博覧会のシンボルマークがデザインされています。
これらの貨幣は未使用品が販売され、250円~500円程度で入手可能です。
(2)日本万国博覧会記念メダル
1970年の大阪で開催された日本万国博覧会を記念して発行された記念メダル、MEDAL EXPO’70は金、銀、銅の3種類が製造されました。
これらのメダルはすべて大阪万博のシンボルである桜マークが刻まれた表面を共通としており、それぞれ異なるアーティストによってデザインされました。
金メダルは杉浦康平氏によってデザインされ、抽象表現を取り入れた波のような曲線で「人類の限りなき進歩」を象徴しています。
銀メダルは佐藤忠良氏による巨木や花を描き、「人類の調和」を表現しています。
そして、銅メダルは福田繁雄氏によってデザインされ、トリックアートの要素を取り入れて「人類の進歩と平和」をテーマに描かれました。
(3)EXPO2025 記念メダル
2023年8月7日から、2025年に大阪で開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)を記念した千円銀貨が、造幣局から第一次発行分として発表されました。
公式ロゴマークと会場全景をデザインした表面が特徴で、万博の開催を象徴しています。
販売価格は13,800円で、素材は純銀、量目は31.1g、直径は40mmです。
5. 万博の記念にメダルの購入もおすすめ
記念メダルの買取価格は金相場の影響を受けます。
現在も金価格は高水準を維持しており、日本の記念硬貨や金製メダルの価値は金の市場価格に応じて変動します。
このような金価格の高騰期には、売却の好機と言えるでしょう。
また、記念硬貨は「記念品として取っておきたい」という購入者の思いから、市場にあまり出回らない特徴があります。
記念硬貨の発行部数は限られているので、ぜひ、2025年の大阪万博記念メダルも購入してみてはいかがでしょうか。