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ムーミンの生誕75周年をお祝いする金貨と銀貨

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フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが生み出した「ムーミン」。誰もが知る人気作品でありキャラクターですよね。そんなムーミンの誕生から75周年を記念して、とっておきの金貨と銀貨がクックアイランド諸島から発行されました。ここではそれらの貨幣を紹介しつつ、ムーミンの世界を覗いてみましょう。

INDEX

ムーミンの仲間たちとスナフキンをレリーフ

ムーミンは正式名称をムーミントロールといい、ムーミン族の好奇心旺盛で優しく素直な男の子です。

ムーミン谷に家族と暮らしており、彼のもとには友だちやさまざまな人物たちが訪れます。

その個性豊かな仲間たちが、本作の魅力のひとつでもあります。

ムーミン75周年記念公式金貨は、まさにそんなムーミンの仲間たちが集ったにぎやかな1枚！

コインの表面には、こちらを向いて立つムーミンのうしろに、リトルミイやスナフキン、ミムラのねえさん、スニフ、ニョロニョロといったおなじみのキャラクターがズラリ勢ぞろいしています。

品位はK24、重量15.5g、直径約33mm、発行枚数2020枚の100クックアイランドドル。

ムーミン75周年記念公式銀貨のほうは、ムーミンの親友であるスナフキンがメインとなっています。銀貨の表面には、花畑で笛を吹くスナフキンをレリーフ。金貨はムーミンたちがカラフルに描かれていましたが、銀貨は花畑が鮮やかなカラーで彩られています。

品位はSV999、重量31.1g、直径約38mm、発行枚数2020枚の5クックアイランドドル。なお、金貨、銀貨ともに裏面はエリザベス2世の横顔がレリーフされています。

どちらのコインもプルーフ加工されており、観賞用として最適な1枚。ファンなら欲しくなっちゃいますよね。

1945年に出版された「小さなトロールと大きな洪水」という小説がムーミンシリーズの第1作目。

それから、1946年に小説第2作目「彗星を追うムーミントロール」（原題は彗星追跡）が発表され、1947～48年はスウェーデン語系の新聞『ニィ・ティド』紙に、初のムーミン・コミックス「ムーミントロールと地球の終わり」が連載されました。

その後、1952年にはムーミンシリーズ初の絵本「それからどうなるの？」が出版され、ついには1969年に日本でアニメ化されたのです。

これを機に、日本でもムーミン人気に火が付きアニメもヒットし、続編が作られることになりました。

このように、小説からはじまったムーミンですが、その後コミックになり絵本になりアニメになり、どんどんその活躍の場を広げていきました。

ちなみに小説は全9作あり、作家であり画家でもあったトーベが挿絵もすべて手掛けていました。

1954年からイギリスの大衆紙『イブニング・ニュース』で連載されたマンガもトーベが描き、スウェーデン語のセリフを、末弟のラルス・ヤンソンが英語に翻訳していたそうです。

しかし、途中からラルスが作品のアイデアをトーベに提供する時期を経て、1960年以降はラルスが作画も担当するようになりました。

彼がマンガを引き継ぐ際、3ヵ月の特訓を要したと言います。

フィンランドにあるムーミンワールド以外に、日本にもムーミンの世界を楽しめるテーマパーク「ムーミンバレーパーク」が設立され、ムーミンの人気は今や衰えることを知りません。

皆さんもこの機会に本やアニメやテーマパークで、ムーミンたちの世界に触れてみてはいかがでしょうか？

ムーミン75周年記念公式金貨・銀貨とムーミンについてお話をしましたがいかがでしたでしょうか？
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