今も昔も日本人の憧れの旅行先と言えば、やはりハワイでしょう。飛行機で8時間前後の南国は、特に新婚旅行の行先として根強い人気を誇ります。
そんなハワイで忘れてはならないのが、ハワイの美しい海や植物をモチーフにした細やかな彫刻で知られるハワイアンジュエリーです。
ハワイアンジュエリーは、ファッションとしてはもちろん、お守りとしてや身につけたりするほか、結婚指輪や婚約指輪としても人気があります。
この記事では、ハワイアンジュエリーの魅力に迫るとともに、売却するときのポイントについて、解説していきます。
ハワイアンジュエリー買取の基礎知識!モチーフや素材「K14」を解説
現在のハワイアンジュエリーの源流は、ハワイの最後の国王であるリリウオカラニ女王にあるとされています。
彼女は生涯にわたり「Ho’omanao mau(ホオマナオ・マウ)」、ハワイ語で「永遠なる想い」を意味する言葉が刻まれたバングルを身に着けていました。その彼女の影響を受け、ハワイではメッセージを刻んだアクセサリーが流行することになります。
まずは、ハワイアンジュエリーのモチーフや素材など、基本的なポイントを紐解いていきましょう。
ハワイアンジュエリーが持つ特別な意味
ハワイアンジュエリーの最大の特徴は、ほかのアクセサリーにはない細やかな彫刻です。
この彫刻は、ウミガメやクジラなどの動物、プルメリアやマイレなどハワイ独自の植物など数多くのモチーフが存在し、その1つ1つに特別な意味が込められています。
たとえば、ハワイに自生するマイレは「神聖な絆」「平和」、砂浜に寄せてはかえす波は何度も繰り返すことから「途切れない幸せ」「永遠の愛」のほか、「挑戦」といった意味も持ちます。
また、模様以外にも身に着ける場所によってハワイアンジュエリーは、大きく意味が異なります。
さらに、ハワイアンジュエリーには自分の手で「言葉」を刻むことが可能です。これによりハワイアンジュエリーに宿る神聖な力が一層強まるとされています。
ハワイアンジュエリーの素材と価値:「K14」とはどんな金?
一般的に金製品の純度は24分率で示されます。ハワイアンジュエリーによく用いられる金はK14であり、これは全体重量の24分の14、およそ58%が金である金合金の1種です。
純度は金製品を売買する上で非常に重要なポイントとなります。日本では俗に「前K」と呼ばれるK(karatの略)が数字の前に来るものが一般的ですが、海外では「後K」と呼ばれるKが後ろにくる形が多く存在します。
本来はどちらも同じ純度ですが、稀に後Kには数字よりも低い純度のものが存在するため、注意が必要です。
数ある金属のなかでも展延性に優れている金は、加工が容易な金属です。その一方で耐久性に難があるため、アクセサリーの素材にするときは混ぜ物をすることが一般的です。
ゴールドアクセサリーというと日本ではK18が一般的です。しかし、数あるジュエリーのなかでも精緻な装飾を施すハワイアンジュエリーには、K18では柔らかすぎ加工できません。
そのため、金の光沢や高級感を残しつつも、程よい硬さと変形への強さを持つK14が好んで使われます。
人気のハワイアンジュエリーブランドとその特徴
人気のハワイアンジュエリーですが、いくつかのブランドは日本国内でも展開しており、比較的購入は容易です。
しかし、本場ハワイには職人による完全オーダーメイドというブランドも少なくありません。
それぞれにブランドの「らしさ」を打ち出しているため、手に取ってみてはいかがでしょうか。ここでは、いくつかの人気のブランドとその特徴を紹介します。
No.8 ジュエリー(No.8 JEWELRY)
芸能人が通う店としてテレビでも紹介されているNo.8 ジュエリー。ハワイのシェラトンワイキキホテルに店舗を構えているほか、オンラインショップでの販売も行っています。
ハワイアンジュエリーの人気投票では3年連続で1位に輝くなど、その人気は留まることを知りません。ヒトデや貝殻など、ハワイの自然を大きく表現したハワイアンジュエリーらしいピアスやネックレスが人気です。
マキシ(Maxi)
日本でも展開しているハワイアンジュエリーのブランドがマキシです。ブランドコンセプトでもある「永遠なる想い」を表現するために、ハワイの伝統的なモチーフに現代的な要素を加えた新しいスタイルのハワイアンジュエリーを展開しています。
ほかのブランドと比較すると、3~4万円台という安価で購入できるアクセサリーも展開しており、ハワイアンジュエリーの初心者からマニアまで幅広い層に愛されているブランドです。
マノア・ラブ・デザイン(Manoa Love Design)
ハワイアンジュエリーの火付け役ともいわれるのが、マノア・ラブ・デザインです。ハリウッドスターにも愛用者がいるほか、日本でも数多くのモデルや芸能人に支持されています。
ハワイアンジュエリーらしいモチーフに、ターコイズやダイヤモンドといった宝石をあしらったジュエリーが人気です。そのほか、イニシャルチャームなどハンドメイドの良さを存分にいかしたジュエリーを展開しています。
思い出のハワイアンジュエリー、眠らせていませんか?高価買取のチャンス!
芸能人にも愛用者の多いハワイアンジュエリーですが、意外と旅先で買ったはよいものの使う機会に恵まれず、しまったままになっている人は多いのではないでしょうか。
思い出もあり捨てるに捨てられない……と悩まれている方は、買取に出すというのはいかがでしょうか。実はハワイアンジュエリーは高額で買い取ってくれる可能性の高い品物です。
あなたのハワイアンジュエリー、なぜ高く売れる可能性があるのか?
ハワイアンジュエリーが高く売れる大きな理由は、その素材にあります。ハワイアンジュエリーに用いられる素材は、K14の金をはじめとして銀やプラチナといった貴金属です。
貴金属は貨幣の素材として使われてきた歴史からも分かる通り、それそのものが価値のある「現物資産」です。そのため、多少古いデザインであったり、破損があったりしても素材そのものの価値がなくなるわけではありません。
特に昨今は、世界的な経済不安・政情不安が大きいことから、金を中心にプラチナや銀などの貴金属が積極的に買われており、相場も上昇中です。
金やプラチナだけじゃない!ハワイアンジュエリーの価値を左右する要素
ハワイアンジュエリーの価値を左右する要素は、素材だけではありません。
職人が1つ1つ手彫りで仕上げるハワイアンジュエリーは、明確に職人の腕前が現れます。精緻な細工を施されたジュエリーはそれだけでも価値が上がります。特に名工が製作したヴィンテージ品ともなれば、その価値は計り知れません。
また、手彫りであるため大量生産がしにくいということもポイントです。市場に出回っている絶対数が少なく、希少性の高いアクセサリーも少なくありません。
人気ブランドのなかには、1品1品オーダーメイドというブランドも存在します。希少価値の高いアクセサリーはそれだけ高価買取の期待が高まります。
そして、宝石の有無も重要です。婚約指輪としても用いられるハワイアンジュエリーにはダイヤモンドなどの宝石がついたアクセサリーもあります。宝石は土台となるリングとは別で査定されるため、その分、買取価格も高くなります。
プロが教える、ハワイアンジュエリーの買取相場
ハワイアンジュエリーの買取相場は、素材となっているK14の相場が大きく影響します。金の相場とジュエリーの重量により大まかな価格が決定し、そこからデザインの良さや宝石の有無、使用感などが加味され最終決定となります。
2025年5月現在、K14の市場価格は1gあたり9,200円前後です。昨今、金の市場価格は純度を問わず上昇中のため、純度の低い金を使用したハワイアンジュエリーでも十分に高値がつくことでしょう。
ただ、K14にはいくつかの種類があります。特に、ホワイトゴールドは混ぜ合わせるイリジウムやパラジウムなどの相場が高いこともあり、ほかのK14に比べると高額になる傾向にあります。
ハワイアンジュエリー買取に強い業者の選び方|後悔しないためのチェックリスト
ハワイアンジュエリーを売る相手は適切な業者を選びましょう。ただ、ジュエリーの買取を行っている業者は何社もあるため、どこを選べばよいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
ここでは、数ある買取業者のなかからハワイアンジュエリーを売る適切な相手の探し方を解説します。
専門知識を持つ査定士がいるか
ハワイアンジュエリーを売却する上で最も大きな懸念点が、買取業者側の知識の有無です。
世界中に支店のあるジュエリーブランドと比べると、どうしてもハワイアンジュエリーのブランドは知名度に劣ります。そのため、知識のない査定士にあたることは十分に考えられます。
ブランド的な価値やジュエリーとしての価値を正確に判断してもらうためには、まずは“買取実績”を確認し、業者にどれほどの実績があるかを確かめるとよいでしょう。
貴金属アクセサリーや指輪の買取実績が豊富か
同じ貴金属買取業者であっても、ある業者はアクセサリーを中心に、またある業者は産業用貴金属を中心に扱っているというように業者ごとに得意分野はさまざまです。
力を入れているポイントが異なると、査定のときに重視している内容も異なり、結果的に同じ製品であっても査定額が異なることは珍しいことではありません。
適切に査定してもらうためには、売りたい品物のジャンルの買取実績が豊富な業者を選びましょう。買取業者の多くは、これまで買取してきた品物の内容や査定額などをホームページに開示しています。この情報を元に買取業者を選ぶと失敗しません。
買取の実績、特に売りたい品物のジャンルの実績が多いことは、それだけ査定士の経験があり、「適切な価格をつけてくれるだろう」という安心感につながります。
買取を急がせないか、十分な説明があるか
買取業者のなかには、相場を大きく下回る金額で強引に買い取ろうとする「押し買い」や、説明なく高額な手数料や査定料などを要求する悪徳業者が紛れ込んでいます。
悪徳業者でなくとも、説明不足や誤解などからトラブルに発展するケースは決して珍しいものではありません。
買取でのトラブルを防ぐためにも「相手の説明が不十分だと感じた」ときには、相手に質問や疑問を投げかけましょう。
また、貴金属の買取業者には、買取時に重要事項説明書に基づく口頭での説明が義務付けられています。書面に残しておけば、万が一のトラブルにも安心して対応できます。
そのほか、買取をせかしてくる業者には要注意です。こちらを焦らせることで正常な思考を奪い、その間に何か詐欺まがいのことを仕掛けている可能性もあります。
高額な査定額を提示されても安易に飛びつかず、こちらが納得できるまで説明を求めることが買取で失敗しないためにも重要です。
ハワイアンジュエリーを高価買取してもらうための秘訣
ハワイアンジュエリーは、売り手側の少しの工夫で買取価格が高くなる可能性があります。
特に売りに出す前のメンテナンスや付属品の整理などは、非常に有効です。ここでは、高価買取につながる3つの秘訣を解説します。
査定前にできる金アクセサリーのお手入れ方法
金はほとんどの物質と反応しない金属ですが、純度の低いK14を使用していることの多いハワイアンジュエリーは黒ずみや変色とは無縁ではいられません。特に、銅を混ぜ合わせている場合は錆などにも注意が必要です。
日常生活のなかでも、汗の塩分や化粧品に含まれる硫黄など、K14の黒ずみや変色の原因になるものは数多く存在します。使用後はやわらかい布で拭くことを心がけましょう。
このときに使う布は、ジュエリー専用のものや、眼鏡ふきがおすすめです。固い布だと表面に傷がつき、さらにそこから汚れてしまいます。
また、保管時には、直射日光・高温多湿の環境を避け、ほかのアクセサリーと触れ合わないよう個別にジッパー付きポリ袋などで保護します。
くすみや変色が激しい場合は、中性洗剤を使ってつけおきするとよいでしょう。つけおき後はやわらかい歯ブラシや綿棒で汚れを落とし、すぐに水分をふき取ります。これだけでも新品のような輝きが戻ってきます。
箱や保証書の有無が買取額に影響する?
箱や保証書などがすべて揃った状態、いわゆる「完品」で売ると買取額もアップします。
ジュエリーを買取するとき、業者は「商品が売れやすいか」を1つの基準にしています。購入者の意識として、ジュエリーは使用感の薄いもの、つまりは購入当時の状況のものを望む人がほとんどです。
また、保証書などの書類関係が揃っていれば査定のときの参考になるだけではなく、再販時の信頼を得るための材料になります。
ただ、完品でないと売れないというわけではありません。K14をはじめとした貴金属を使用するハワイアンジュエリーは、素材自体に十分な価値があります。完品の状態と比べると値は下がりますが、十分に高額な査定額になるでしょう。
売るタイミングも重要!金相場が買取価格を左右する
ハワイアンジュエリーの買取価格は、その日の金相場に大きく左右されます。そのため、金価格が高騰しているときを狙って売りに出すと、その分査定額も高くなります。
金のような素材自体に価値がある「現物資産」は、経済や社会が不安定になると活発に買われ価格が高騰することが一般的です。
ここ数年は各国ともに不況が長引いている影響もあり、世界的に金の相場は史上最高値を更新し続けています。まさに、今は絶好の売り時と言えるでしょう。
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