金貨の豆知識の一覧
- 17世紀イギリス金貨・2度の革命に翻弄された王~ジェームズ2世~
日本で江戸時代5代目将軍の徳川綱吉が生類憐れみの令を出した頃、イングランドではジェームス2世が王位に就きました。ジェームス2世はカトリック教で即位後も信仰していましたがプロテスタントが多数しめる議会と対立します。そして名誉革命で王位を追われてしまいます。フランスに亡命後もジャコバイトとともに再起を図りましたが復権はかないませんでした。即位期間は3年と短く、歴史上で最後のカトリック信仰する国王であったジェームス2世の半生と金貨についてのコラムです。
- 価値あるモダン金貨!~エリザベス2世女王陛下のロイヤルコイン~
モダン金貨にも価値のあるコインがございます。そのうちの1つが2019年現在イギリス連邦王国であるエリザベス2世のコインです。イギリスの歴代国王の中で最高齢の王であるエリザベス2世の戴冠式の様子や戴冠前の様子をご紹介。チャールズ皇太子や4人の子供を授かり、孫、ひ孫多くのロイヤルファミリーに囲まれながら、公務にいそしまれるエリザベス2世。2019年現在御年93歳。第二次大戦にロンドンにとどまり軍事に参加、婚約後はフィリップ殿下とともに立憲君主制政治のもと今日までイギリスを支えられているエリザベス2世の幼少期からとコインについてのお話しです。
- コレクターの憧れ!ヴィクトリア女王金貨~イギリス大英帝国とアンティークコイン~
アンティークコインの歴史、イギリス編をお伝えします。イギリス大英帝国時代に君臨したヴィクトリア女王。世界的有名な王立造幣局デザイナー、ウィリアム・ワイオンがデザインしたウナとライオンは発行枚数400枚で世界で一番美しい金貨と有名です。1837年6月から1901年1月まで約64年と長い座位期間世界に広く植民地や半植民地を持ち、領地拡大しながら産業革命により発展していきました。栄華を極めたヴィクトリア朝。ヴィクトリア女王はどのような人だったのでしょうか?生き方と女王のコインについてせまります。
- 近代英国を支えたジョージ6世の生涯~コインの歴史~
お買取りでも高価買取が期待できる海外金貨のコラムです。イギリス金貨と描かれている人物についてお話しをします。今回は現英国元首エリザベス2世の父にあたる人物で、先代のイギリス国王のジョージ6世についてのお話です。その在位期間は長期間ではありませんでしたが、激動の第二次世界大戦において英国を支え、揺らいでいた英国王室への信頼を立て直したこともあり、その評価は高いものです。国民から『善良王』と呼ばれていることからも、その功績の偉大さが推察されます。そんなジョージ6世は、近年は映画『英国王のスピーチ』の題材にもなりました。この映画中では激しい吃音症に悩まされている姿が描かれていますが、これは実際の体験に基づくものです。自身のトラブルも多々経験しつつ、数々の国難に挑んできたジョージ6世の生涯を見ていきましょう。
- 現在の英国政治、立憲君主制を確立!ジョージ5世とコイン
イギリス金貨には歴代の国王が刻まれた価値あるコインが存在します。今回は20世紀初め、1910年から1936年までイギリス国王として帝位についていたジョージ5世についてのコラムです。2019年現在のイギリス王朝、ウィンザー朝初代君主であるジョージ5世、第一次世界大戦やロシア革命につづき大戦後もアイルランド独立戦争や世界恐慌など戦乱を国民と乗り越え、経済対策を行いながら、立憲君主制下の国王として君臨しました。1921年(大正10年)にイギリスを訪問した昭和天皇にも立憲君主制のありかたについて語り影響を与えました。ジョージ5世の半生と鋳造されたコインについてお話いたします。
- 【アンティークコイン買取】イギリス国王芸術を愛し浪費を繰り返した王様!ジョージ4世の一生
英国アンティーク金貨の世界へようこそ。1820年~1830年までイギリス国王、ハノーヴァー朝の第4君主であったジョージ4世。座位期間は10年ほどですが、体調不良で政治が困難になった先代のジョージ3世の摂政皇太子として1811年から公務を行っていました。芸術を愛し豪華を好んだジョージ4世の暮らしぶりは倹約を好んだ父ジョージ3世とは対照的であったと言えます。贅沢を重ね負債をつくるジョージ4世でしたが摂政時代は立憲君主政の元、イギリスはナポレオン支配下のフランス軍にワーテルローの戦いで勝利をおさめました。今回はジョージ4世と金貨についてお話します。