バハマ独立記念 50ドル金貨の買取価格

バハマ独立記念50ドル金貨とバハマの歴史

バハマ国は、1492年コロンブスが発見した、いくつかのバハマ諸島を領国とする立憲君主制国家です。
海を隔てて北西にアメリカ合衆国のフロリダ半島と、南西にキューバが位置します。
面積は13,880平方キロメートルで、700余りの小島から成る福島県とほぼ同じくらいの国です。
1492年に発見されてから、スペインやイギリスなどの領地となります。
国として独立をしたのが1973年7月10日（納豆の日）なので、歴史が浅い国です。
ちなみに、バハマの名前の由来はスペイン語でBa jamar(バハマール）、「水位の下がった海、引き潮」から転じたという説が有力。

1973年独立を記念して作られた50ドル金貨

バハマで使用されている通貨は、バハマドルです。そのなかでも有名なのが50ドル金貨になります。
発行する年代によって金の品位や絵柄が異なるのが特徴です。
バハマ独立記念50ドル金貨は、1973年にイギリスの支配から解放された記念に作られました。
2頭のフラミンゴの全身像とエリザベス2世の肖像が刻まれた美しい金貨になります。
1973年度のみ、このデザインで通常貨とプルーフ貨の2種類が発行されました。
金の品位は「500/1000」（K12）で重量15.64g、直径28.00mmです。
当時、金の所有禁止により、アメリカ市民はこの金貨を手に入れることができませんでした。

バハマ50ドル金貨はほかにもある

バハマ独立記念50ドル金貨以外の、バハマ50ドル金貨を一部紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1971年に発行されたバハマ50ドル金貨には、エリザベス2世の肖像と帆船サンタマリア号がデザインされています。
金の品位はK22で重量19.97g、直径28.00mmです。バハマ独立記念50ドル金貨に比べてかなり金の品位が高いですね。
さらに、1974～1977年に発行されたバハマ50ドル金貨は、エリザベス2世の肖像とスズメバトが刻まれた金貨です。
金の品位はK22あるのですが、重量2.73g、直径17.00mmとほかのバハマ金貨に比べて小型になります。
このようにバハマ50ドル金貨は、発行年代によってさまざまな特徴があり、調べてみると面白い貨幣です。