
8日の国内金価格は10,249円/g 、-253円、2.41%の大幅反落で51日ぶりの安値。7日のNY金は2,046.4ドル、-1.5ドル、0.07%の小反落。米11月雇用統計待ちで、保ち合い推移。ドル円は144.15 円、318銭で、4ヵ月ぶりのドル安円高。国内金は、急激な円高進行と米雇用統計の発表を控えての手じまい売りにより軟調。円を買い戻す動きは、貴金属の圧迫要因である。米新規失業保険申請件数は前週の21.9万件から微増の22.0万件と予想通りの結果。米11月チャレンジャー人員削減数は4.55万人と前年比-40.8%の大幅減、前月比は+23.5%。労働市場の低調な指標は、今後の利下げへの材料となる可能性がある。日銀の植田総裁が、金融政策運営について「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言した後、岸田首相と会談。これを投機筋が、早ければ今月の金融政策決定会合でマイナス金利解除の可能性有りと先読みした結果円が急伸、ドル円は瞬間的に141円台にまで急落した。米雇用統計、FOMCを待たずの大荒れとなったが、本日の米雇用統計発表を前に円高は一服状態。
※本記載内の相場予想などは、様々な要因により急変する可能性を含んでいるため、確実性を保証するものではございません。