砂金採りは本当に儲かるの?おすすめの採掘スポット&注意点も解説
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砂金採りは自然の中で楽しみながら金を見つける、ロマンあふれる趣味です。
なかには砂金でお金を稼げるのではないか、と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、砂金採りで大きな収益を得るのは簡単ではありません。
砂金の量や金相場によって得られる価値が異なるため、実際には大きな利益を期待しすぎない方が賢明でしょう。
今回の記事では、おすすめの採掘スポットや注意点についてくわしく解説します。
砂金採りは魅力的な体験であり、楽しみながら自然と触れあえるおすすめのレジャーです。
ぜひ、参考にしてください。
1. 砂金採掘の基礎知識
砂金採掘は自然の川や湖などから金を見つけ出す、初心者でも手軽にはじめられるレジャーとして人気があります。
まずは、砂金採掘をはじめる前に知っておくべき基礎知識について解説し、初心者でも楽しく挑戦できるためのポイントを紹介します。
砂金採りに興味のある方は、ぜひチェックしておきましょう。
■ 砂金採掘でどのくらい儲かる?
砂金には「粉金」や「粉砂金」と呼ばれるものがあり、これは0.4g未満のものを指します。
0.4g以上の砂金は「グレイン」、1g以上のものは「ナゲット」と呼ばれます。
世界で最も大きなナゲット砂金「ウェルカム・ストレンジャー」は、1869年にオーストラリアのビクトリア州で発見され、その重さは驚異の71キログラムに達しました。
この伝説的なナゲット砂金は、オーストラリアの金貨のデザインにも取り入れられています。
また、2番目に大きいナゲット砂金「ウェルカム・ナゲット」も、同じくオーストラリアで発見されています。
日本でも、1900年(明治33年)に北海道の枝幸町で769gのナゲット砂金が見つかりました。
この頃、北海道では多くの人々が一攫千金を夢見て砂金採りをしていたそうです。
しかしながら、現在は半日ほどかけて約0.05gの砂金を20粒ほど採取した場合でも、収入は500円以下になると言われています。
ただし、1gほどの大きさの砂金が見つかれば1万円以上の価値になることもあるため、自然好きの方は砂金採りにチャレンジしてもおもしろいかもしれません。
■ 砂金採掘に必要な準備と注意点
砂金採掘を楽しむためには、専用の道具を準備することが重要です。
砂金は、一般的に「パンニング」と呼ばれる方法で採取されます。
この手法は、水と砂利をふるいにかけ、砂金を分離するというシンプルなものです。
川の砂利は比重が3程度ですが砂金は約18もあり、この比重の違いを利用して取り出すため、パンニングは「比重選鉱」とも呼ばれています。
なお、採掘に行く際には服装も動きやすく、汚れてもよいものを選びましょう。
折りたたみ椅子があれば川の中で座りながら採ると楽ですし、中腰の作業はかなり辛いので座れる岩を探すのもおすすめです。
また、採掘の際は自然環境を大切にし、ほかの人に迷惑をかけないことは言うまでもありません。
ゴミを持ち帰る、指定された場所以外では採掘しないなども基本的なマナーです。
■ 金採掘の歴史:ゴールドラッシュから現代の趣味としての採掘まで
金採掘の歴史で特筆すべきは、19世紀にアメリカやオーストラリアで起こったゴールドラッシュです。
この時期、多くの人が金を求めて移住し、経済や社会に大きな影響を与えました。
現代では、大規模な金鉱山での採掘は産業として行われていますが、砂金採掘は趣味や観光として親しまれています。
日本ではじめて金が採取されたといわれているのは700年代といわれており、東大寺の大仏を建てている時代でした。
それから現代にいたるまで多くの場所で砂金採りが行われており、後述しますが日本国内にもさまざまな採掘スポットが存在します。
自然の中でリラックスしながら行える砂金採掘は、今なお多くの人々に人気のレジャーといえるでしょう。
2. 【初心者OK】全国のおすすめ砂金採掘スポット4選
日本各地には、初心者でも楽しめる砂金採掘スポットが多数あります。
続いては、特におすすめの場所を4つ紹介しますので、どこに行けば砂金採掘ができるのか情報を探している方は、ぜひ参考にしてください。
■ ウソタンナイ砂金採掘公園(北海道): 日本最大!769gの砂金が発見された場所
北海道にあるウソタンナイ砂金採掘公園は、1900年(明治33年)に日本最大の769gの砂金が発見されたことで有名です。
広大な自然の中で本格的な砂金採掘体験ができ、初心者からベテランまで楽しめるスポットです。
この地域全体で掘り出された金の総量は、なんと2トンを超えると言われています。
驚くべきことに砂金がはじめて発見された明治31年には、わずか5カ月で全国から5万人もの採掘者が集まり、町はゴールドラッシュの熱気に包まれたと言われています。
その後、昭和29年に閉山されましたが、現在でも川に入って本格的な砂金採りが体験可能です。
採掘専用の「ゆり板」を使って、金がキラリと光る瞬間を見つけたときの喜びは格別でしょう。
■ 佐渡西三川ゴールドパーク(新潟): 2024年に世界遺産へ!佐渡金山で採掘体験
新潟県にある佐渡西三川ゴールドパークは、佐渡金山を背景にした砂金採掘体験が楽しめる場所です。
2024年には佐渡金山の世界遺産登録が決まり、ますます注目を集める観光スポットとなりました。
佐渡西三川ゴールドパークは佐渡で最古の「西三川砂金山」の跡地に位置し、体験型資料館として訪れる人々に砂金採りの魅力を提供しています。
誰でも気軽に挑戦できる「砂金採り体験」では、採取した砂金をストラップやペンダントに加工する有料サービスもあります。
また、金の歴史を学べる展示室や、オリジナルのお菓子や貴金属を販売する売店も併設されており、訪れるだけでも充実した時間を過ごすことができるでしょう。
歴史と自然が融合した体験を、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
■ 甲斐黄金村・湯之奥金山博物館(山梨): 足湯も楽しめる大自然の博物館
山梨県にある甲斐黄金村・湯之奥金山博物館は、金の採掘の歴史を学べる博物館と豊かな自然が調和した観光スポットです。
砂金採り体験ができるだけでなく、温泉や足湯で心身がリフレッシュでき、自然の中でゆったりとした時間を過ごせます。
また、体験で採取した砂金は、ストラップやペンダントなどのアクセサリーに封入して持ち帰ることができ、特別な思い出に残る一品も作成可能です。
次回来訪時に砂金を追加できる「貯蓄用」アクセサリーも人気で、増えていく砂金を眺める楽しみは訪れるたびに大切な思い出を積み重ねるような感覚を味わえるでしょう。
■ 道の駅 鯛生金山(大分): キャンプ場付きの道の駅で砂金採り
大分県に位置する道の駅鯛生金山は、キャンプ場と砂金採掘体験が一緒に楽しめるユニークなスポットです。
家族や友達とアウトドアを楽しみながら、かつて金が掘り出された歴史的な場所で砂金採り体験ができるため、多くの観光客に人気です。
この道の駅は、1972年(昭和47年)に閉山した鯛生金山跡に建てられた博物館を中心とした施設で、1983年(昭和58年)にオープンしました。
道の駅登録前から「地底博物館鯛生金山」として知られており、金山の坑道の一部(総延長約110kmのうち約800m)が博物館として公開されています。
ここでは、金山採掘の歴史的資料や発掘現場を見学でき、坑道内には黄金鯛も展示されています。
また、館外には実際に金石を採取できる体験コーナーがあり、歴史を学びながらアクティブに過ごせることも魅力です。
さらに、2002年FIFAワールドカップでカメルーン代表が中津江村にキャンプを行った際の記念品や資料も展示されており、スポーツファンにも楽しめる要素が詰まっています。
3. 砂金採りは違法になる?安全に楽しむために
砂金採取は自然と触れ合いながら宝探し気分を味わえるレジャーとして、多くの人々に親しまれています。
しかし、この楽しい趣味も法的なルールに従って行わなければ思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるのです。
ここでは、砂金採取が違法にならないためのポイントを解説します。
趣味として最大限に楽しむためにも、ぜひ事前におさえておきましょう。
■ 砂金採り自体は制限されていない
まず、個人の趣味として砂金採りを楽しむこと自体は、基本的に日本国内では法律で厳しく規制されているわけではありません。
川や湖などの自然の中で金を探し出すという活動は、許可されたエリア内であれば誰でも自由に行えます。
そのため、手軽にアウトドアを楽しみながら自然の美しさを堪能できる趣味といえます。
ただし、ルールを守らなければ違法になってしまうケースもあるため、注意が必要です。
くわしくは後述します。
■ 砂金採りが違法になってしまう可能性も
砂金採取は基本的に自由ですが、採掘権が付与された企業や個人がいるエリアや、自然保護区などでは、無許可での採掘行為が禁じられています。
ほかにも、河川法や鉱業権に関連するエリアも気を付けなければなりません。
河川法では、川の管理者や地域の許可なく川底や周辺での採掘を行うことが制限されるケースがあります。
また、鉱業権が設定されている土地や水域では、その権利を持つ者のみ採掘が認められているので注意が必要です。
違法な砂金採掘をしないためにも、観光施設や公園内で砂金採取が楽しめるスポットを選ぶことで、はじめての方でも安心して採掘体験ができます。
4. 砂金以外にも選択肢あり!現物の金投資
砂金採取の楽しみを味わった後は、金地金や金貨といった現物の金に投資すれば資産運用の幅を広げることができます。
最後に、現物の金投資の特徴やメリット、購入方法について紹介します。
砂金で儲けることができなくても、資産形成の一環として金は魅力的な投資先ですよ。
■ 砂金以外の選択肢:金地金(インゴット)、金貨
現物の金投資として代表的なのが、金地金(インゴット)や金貨です。
金地金は高純度の金の塊で、一定の重量と価値が保証されています。
金貨はその美しいデザインや歴史的価値から、コレクションとしても人気です。
どちらも銀行や買取業者を通じて購入でき、売却時にもスムーズに現金化ができます。
また、金地金や金貨は砂金と違って価値が保証されているため、資産運用の安定性が高い特徴があります。
特に長期的な資産保全を考えている方にとっては、リスクの少ない投資対象として魅力的です。
■ メリット
金への投資は、ポートフォリオの分散投資を考える際に有効な手段です。
金は「安全資産」として知られており、経済の不安定な状況やインフレーション時でも価値が下がりにくいという特徴があります。
そのため、株式や不動産といったほかの投資資産と組み合わせれば、全体のリスクを軽減する効果があります。
5. 砂金採りは一攫千金? 現実と魅力を理解して楽しもう!
砂金採取は、一攫千金を夢見て挑戦する人も少なくありませんが、実際に大きな利益を得るのは稀なケースです。
しかし、その過程には非常に多くの魅力が詰まっています。
自然の中で金を探し当てる興奮や、採掘のスキルを磨く楽しさ、そして金の粒を手にした時の達成感は何ものにも代えがたいものです。
実際の収益は期待できないかもしれませんが、砂金採取は単なる「金儲け」以上の価値を提供します。
豊かな自然と向き合い、歴史的なロマンを感じながら、時間を忘れて没頭する趣味としての楽しさは格別です。