愛・地球博こと日本国際博覧会記念の1万円金貨に注目!

2005年3月25日から同年9月25日まで、愛知県の2会場にて行われた日本国際博覧会(通称: 愛・地球博、愛知万博)。
21世紀初の万博で、日本では1970年に開催された大阪万博以来2回目の総合的なテーマを取り扱った大規模な国際博覧会となりました。その開催を記念して発行されたのが、日本国際博覧会記念 1万円金貨です。
コノハズクの親子を自然が取り巻く優しいデザイン
日本国際博覧会記念 1万円金貨の表面には寄り添いあうコノハズクの親子と、そのバックに地球、太陽、星、雲といった自然が広がっています。そして、コインの下部には愛・地球博のロゴマークが。
このロゴマークがかわいらしいデザインなので、全体的にポップな印象でまとまっています。なお裏面は、円型のEXPO 2005ロゴを使用。表面とは異なりクールな雰囲気に仕上がっています。
コインはピカピカのプルーフ加工がされており、コレクションに持ってこいの美しさ。
なお品位はK24、重量15.6g、直径26mm、発行枚数70,000枚。
モリゾーとキッコロを覚えている?
自然といかに共存していくか、“自然の叡智”をテーマに掲げて行われた愛・地球博では、瀬戸会場と長久手会場に分けてさまざまな施設や展示が展開されました。
長久手会場には「グローバルループ」という空中回廊があり、そこを歩けば会場を1周でき、世界のパビリオンも見渡すことができたといいます。一方、瀬戸会場は緑豊かな愛・地球博のシンボルともなる場所でした。
なお、この博覧会の目玉のひとつは冷凍マンモスで、一目見るために長蛇の列ができました。
愛・地球博と言えば、忘れちゃいけないのがマスコットキャラのモリゾーとキッコロ。2体とも瀬戸市の海上の森に住むという設定で、体が大きくおじいちゃんみたいな風貌のほうがモリゾー、小さくて元気な子がキッコロです。
モリゾーとキッコロはアニメにもなっており、小さな子どもからカワイイもの好きなお大人までを魅了し、絶大な人気を誇りました。