近代通貨制度150周年記念1万円金貨について
名称 | 近代通貨制度150周年記念1万円金貨 |
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発行国 | 日本 |
鋳造 | 造幣局 |
質量(g) | 15.6 |
直径(mm) | 26 |
厚さ(mm) | - |
材質 | 金 |
品位(karat) | K24in |
現代で使われている「円」が生まれたのは明治4年のことでした。1871年5月10日に新貨条例により「円」のほかにも「銭」や「厘」が生まれました。
それまでは江戸時代に使われていた三貨制度の金貨や銀貨、銭貨や藩の兌換紙幣であった藩札などたくさんの貨幣が流通しており、混乱していた経済を統一するために円が生まれました。
近代通貨制度150周年記念金貨のデザインに使われている
〖圓〗旧字体の円と「菊と桐」のデザインは新貨条例より発行された明治30年までの旧金貨、明治30年から昭和7年まで発行された新金貨と近代金貨を連想させるデザインになっています。
1929年に起こった世界恐慌以降は昭和7年頃、金本位制から管理通貨制に移行したため明治金貨は発行されなくなりました。管理通貨制に移行後も通貨単位としての「円」はこんにちまで使われております。2021年6月の円誕生から始まった近代通貨制度は150周年を迎えましたのでこちらの記念貨幣が造幣局から発行されました。
額面は1万円の記念金貨で発行枚数は2万枚となります。
・表面デザイン:「圓」の文字と「菊と桐」
・裏面デザイン:現行通常貨幣(6貨種)の図柄
倍率が11.27と大変人気がありました。
こちらの近代通貨制度150周年記念1万円金貨のほかに近代通貨制度150周年記念5千円金貨が発行されています。純銀製の千円銀貨も発行されました。