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ステーブルコインと地金型金貨の違いを比較 種類や購入方法も紹介

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ステーブルコインと地金型金貨の違いを比較 種類や購入方法も紹介
ステーブルコインと地金型金貨はどちらも金の価値に連動する資産ですが、特徴は異なります。

ステーブルコインは、ビットコインやイーサリアムと同じく法定通貨などを担保にして発行される暗号通貨を指します。
一方地金型金貨は実物資産であり、金の含有量や品位が保証された金貨で、世界中で流通しています。

「ステーブルコインを購入したいけど、購入方法がわからない」
「地金型金貨を売って利益を得たいけれど、それぞれの価値がわからない」

どちらもコインと呼ばれていますが、見た目以外にも大きな違いがいくつかあります。
本記事ではステーブルコインと地金型金貨の違いや、種類や購入方法などを紹介します。
種類ごとの価値を確認しつつ、現状の自分にあうコイン投資を見つけてみましょう。

1. ステーブルコインとはなにか

ステーブルコイン(Stablecoin)とは、仮想通貨(暗号通貨)のひとつです。
またビットコイン以外の仮想通貨の総称をアルトコインと呼び、ステーブルコインも大きな分類でくくればアルトコインといえます。
現在、アルトコインは4000種類以上あり、時代の変化とともに投資も変化していることがわかります。

AIの発達など、生活が便利になるほど、投資から決済まで電子機器で済ませられる仮想通貨の需要は高まっていくでしょう。

ステーブル(stable)には「安定した」「変動のない」という意味があります。

ビットコインなどほかの仮想通貨は、価格が大きく上下し、たった1日で数万円~数十万円単位で価格が動くことも珍しくありません。
価格変動が多いことから、決済手段として利用しにくい点がデメリットとなります。

しかしステーブルコインは、ほかの仮想通貨ではなかった、米ドル・金・日本円などの法定通貨と資産価格が連動したことにより、価格変動を少なくすることに成功しました。
それだけでなく、決済手段として使いやすいため、利便性が高い仮想通貨です。

■ ステーブルコインの種類

ステーブルコインは大きく分けて、以下の4種類があります。
(1)法定通貨担保型
(2)仮想通貨担保型
(3)無担保型(アルゴリズム型)
(4)商品担保型

それぞれ『ステーブルコインと連動している通貨』が異なります。
細かな特徴など、ひとつずつ確認してみましょう。

(1) 法定通貨担保型

法定通貨型とは、米ドルや円など市場で流通している法定通貨を担保とするステーブルコインです。
法定通貨担保型のステーブルコインの発行元は、そのステーブルコインと同じ額の法定通貨を持っています。
同額の法定通貨を担保にできるため、通貨としての信頼性は安定しています。

有名なものでは『テザー(USDT)』『トゥルーUSD』『USDコイン』などがあります。
USDは米ドルのことを指します。

テザー(USDT)とは、Tether Limited社が発行するステーブルコインです。
複数のブロックチェーンに対応しており、海外の取引所やDEX(分散型取引所)で広く使われています。

トゥルーUSDは、TrustToken社が発行しています。
しかし国内の取引所ではトゥルーUSDの取り扱いがないため、Binanceなど海外の取引所で購入するか、公式サイトで米ドルと交換するなどの対応が必要です。

USDコインは、Circle社とCoinbase社が共同で発行しています。
1USD=1USDTでほぼ同等に固定されているため、米ドルを直接取り扱っていない仮想通貨取引所などで、仮想通貨を安定した価格で保存したい場合に向いています。

(2) 仮想通貨担保型

仮想通貨担保型のステーブルコインは、仮想通貨を担保にして発行しています。
担保として用いる仮想通貨で代表的なのは、ビットコイン・イーサリアム・BATなどです。

複数の機関による分権的な管理システムを構築しているため、仮想通貨の分散性が保てます。
仮想通貨の分散することのメリットは、取引の透明性が高まることです。

仮想通貨の取引やデータの管理は、ブロックチェーンと呼ばれる分散型の台帳に記録され、誰でも閲覧できます。
ブロックチェーンは改ざんができないため、取引の透明性が高まるのです。

(3) 無担保型(アルゴリズム型)

無担保型はこれまでのものと異なり、法定通貨や仮想通貨を担保として使いません。
発行元が市場の状況を見ながら、ステーブルコインの供給量を増減させることで、価値を保っています。

ステーブルコインの価値を守るためのアルゴリズムを作り、自動的に供給量を調整していることから、アルゴリズム型とも言われます。

(4) 商品担保型

商品担保型のステーブルコインは、金や原油を担保にして発行しています。
例えば1gの金を担保にし、50ドル相当のステーブルコインを発行すると言い換えると想像がつきやすいでしょう。

商品担保型のステーブルコインは、金のように経済に影響されにくく価値が下がりにくい物を使うことで、価格や価値が安定するメリットがあります。

金は限られた資源であるとともに、今後も需要があることが保証されている貴金属なので、価値がゼロになることはありません。
ステーブルコインに安定性を求めるのならば、商品担保型が向いているといえます。

2. ステーブルコインのメリットとデメリット

ステーブルコインだからこそのメリットやデメリットがあることも確認しておきましょう。

メリット(1) 法定通貨の発行と同じ扱いになる

ステーブルコインは『法定通貨の代用として使える』点が大きなメリットと言えます。
法定通貨とは国の法律によって強制通用力を持つ通貨を指します。

日本であれば、日本銀行が発行する紙幣(1,000円・5,000円・1万円)と、造幣局が製造する硬貨(1円・5円・10円・50円・100円・500円)になります。
簡単に言うと、現在日本で使われている通貨のことです。

ステーブルコインは法定通貨と同じように決済や送金などのサービスを利用できます。
たとえば米ドルに連動しているステーブルコインを購入したのであれば、それは米ドルを手に入れたことと同じです。

日本円に連動しているステーブルコインを購入したのであれば、日本円を同じように国内の消費税や所得税などの税金の支払いに使えます。

また世界には自国の硬貨や紙幣の価値が不安定な国もあります。
そういった国の人々が、米ドルの代わりに米ドルと連動したステーブルコインを入手する手段にもなります。

メリット(2) 送金の手数料が安く、スピーディーに決済できる

ステーブルコインには、送金のコストと時間を大幅に削減できるという利点があります。

たとえば、海外でなにか物を購入するために、日本の銀行から海外の銀行にドルを送金するとします。
通常であれば送金時には2,000円~3,000円以上もの手数料がかかるうえに、送金完了までに数日かかります。
送金に時間がかかってしまうと、すぐに取引できません。

しかしステーブルコインなら、銀行を挟むことなく相手のウォレットに直接入金できるだけでなく、比較的安い手数料で済みます。

その手数料は2,000円までと、かなりの金額を抑えることが可能です。
さらに送金も即時に完了するため取引が非常にスムーズにできます。
時間もお金も最小限に留めながら海外取引所に送金したい場合に向いていると言えます。

デメリット(1) 国から法規制される恐れがある

ステーブルコインは、実は世界各地で規制が強化されています。
理由は過去のある出来事が関係しています。

2018年、『Tether Limited社が発行するテーブルコインは、ドルと連動していないのではないか』という疑惑が持ち上がり、価格が大きく暴落したのです。

日本はこの出来事を受け、同様の事態にならないよう、ステーブルコインの発行や流通を規制する改善資金決済法を作りました。

改善資金決済法は現在、担保型ステーブルコインだけが規制となっていますが、将来的には無担保型ステーブルコインも規制されるのではないかと言われています。

規制はほかの国でも進んでいるため、世界的にステーブルコインの利用が制限される可能性も十分に考えられます。

デメリット(2) セキュリティのリスクや詐欺の可能性

ステーブルコインの中には『詐欺コイン』と呼ばれる信頼性の低いコインも存在します。

法定通貨と同じ価値を持つ法定通貨担保型のステーブルコインは、比較的安全に使えるとされています。
一方、仮想通貨担保型やアルゴリズムで価格を調整する無担保型のステーブルコインは、価格変動や詐欺のリスクが高いです。

ステーブルコインはインターネット上の取引が多いため、ハッキングの被害に合う可能性が高い傾向にあります。
そのためステーブルコインの購入や運用は、発行会社の信用度や実績を事前に確認することが重要です。

ハッキングは盗難と同様、完全に防ぐことはできません。
しかし取引所の選択に注意することで、リスクを減らすことができます。

たとえば資産を複数のウォレットに分散して保管しているような取引所はおすすめです。
一部のウォレットがハッキングされたとしても、全体の被害を抑えられます。

また第三者に情報を盗み見られないよう、通信を暗号化したり、ログインや送金の操作にメールやSNSなどの別の手段を求めている取引所も比較的安全です。
セキュリティ対策が万全な取引所を選べば、ハッキングのリスクを減らすことができます。

3. 地金型金貨とステーブルコインの手数料の違い

ここまでステーブルコインの特徴について解説しましたが、同じコイン投資である地金型金貨とステーブルコインにはどのような違いがあるのでしょうか?
手数料の面から比較して見てみましょう。

地金型金貨とは、各国の造幣局により金の含有量や品位が保証された投資用の金貨です。
購入するときには金地金の価格に加えて、鋳造や流通のコストなどの手数料が上乗せされます。

これらの手数料などの金額を投資用語で『プレミアム』と言います。
プレミアムは地金型金貨の種類や需要によって変動します。
地金型金貨を決済するときには、プレミアムはかからないことが多いですが、取引所や買取業者によっては手数料が発生する場合があります。

地金型の手数料は、購入時にはプレミアムとして高くなりますが、決済時には低くなる傾向にあります。

一方、ステーブルコインを購入するときは、取引所やウォレットのサービスによって異なりますが、一般的には仮想通貨の送金やガス代が必要になります。
ステーブルコインで決済するときも同様です。

仮想通貨の世界での『ガス代』とは、『ネットワーク手数料』のことを指します。
これらの手数料は、仮想通貨の価格やネットワークの混雑度により変動します。

またステーブルコインの種類によっては、税金がかかる場合もあります。

たとえば、25万円で購入したステーブルコインを、1ETH(イーサリアム)に交換したとします。
イーサリアムとは、送金スピードが速い仮想通貨のひとつです。
交換時のETHの時価が30万円なら、30万円-原価25万円=5万円が課税の対象になります。

ステーブルコインは金額を仮想通貨に変換する時だけでなく、売ることで発生する利益分も課税対象になります。
15万円で購入したステーブルコインが20万円で売れたとしたら、20万円-15万円=5万円が課税対象となり、最終的な利益分が少なくなります。

4. 地金型金貨とステーブルコインの買い方の比較

地金型金貨とステーブルコインは、どちらも金や法定通貨などの資産に連動する商品です。
しかし買い方には大きな違いがあります。

地金型金貨は実物の金貨、ステーブルコインは仮想通貨をそれぞれ購入することで、資産の価値を保有できます。

地金型金貨の買い方は二通りあります。
ひとつめは、金貨の販売店や買取業者で購入する方法です。
専門店に行くだけでなく、百貨店などにも金貨の取り扱いを専門とした企業が入っているので、そこでも購入できます。

ふたつめは、インターネットの通販サイトなどで購入する方法です。
地金型金貨を購入する価格は手数料同様に、金地金の価格に加えて、鋳造や流通のコストがプレミアムとして上乗せされます。

また地金型金貨を購入する際には、現金やクレジットカードのウォレットのサービスを使う必要があります。
ステーブルコインの場合は、仮想通貨の取引所やウォレットのサービスを利用する必要があります。

地金型金貨はステーブルコインと異なり、実物投資であるため売却時の品質も考慮しておかなくてはいけません。
ステーブルコインには、金貨のようなデザイン性などの需要はないため、見た目に関係する価格の変動はありません。

しかし仮想通貨は目で見たり、手で触れることができませんので、資産を保有している安心感が欲しいのであれば、地金型金貨の購入をおすすめします。

■ 地金型金貨の価格の安定性

地金型金貨の価格の安定性は、金の価格の安定性に影響されます。
金はインフレやデフレなどの経済的な変動に対して、実物資産としての価値を保ちやすいです。
そのため金の価格は長期的な視点で見ると、安定していると言えます。

しかし金の価格は日々変動します。
現在金は円安や金融緩和による低金利の影響や、2022年からはウクライナの情勢もあって価格が高騰しています。

ほかにも、金の需要と供給のバランスや、金利・為替レートなどの金融政策、地政学的なリスクなどが理由で金の価格は上昇・下落を繰り返します。
短期的な視点で見ると、金の価格は安定しているとは言えません。

また地金型金貨は金地金の価値に加えて、プレミアムで市場価値が決まります。
金地金の価値が高い時ほど、売却時の価格も高くなります。

地金型金貨の売却を考えるなら、世界情勢・金の相場・プレミアムの動向などを細かくチェックしておくと良いでしょう。

5. ステーブルコインか金貨で迷ったら

ステーブルコインは仮想通貨(暗号通貨)のひとつです。
仮想通貨の取引所などで購入できます。
購入時には仮想通貨の送金やネットワーク手数料が必要になります。

地金型金貨は金貨の販売店や買取業者、インターネットで購入できます。
仮想通貨の金は実際に触れることができませんが、地金型金貨は手で触れることができる資産です。

どちらもメリットとデメリットがあるので、本記事を参考に自分の目的やニーズにあわせて、適切な資産を選択してみましょう。

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