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アメリカ合衆国の憲法は、1787年9月、ジョージ・ワシントンを議長にフィラデルフィアで開かれた憲法制定会議で憲法草案が起草され、翌1788年6月21日のニューハンプシャーの承認をもって所定の9邦が承認し、発効されました。ここでは、そんな憲法にまつわる金貨を紹介していきましょう。
アメリカの国鳥 ハクトウワシ
世界最古の成文憲法であるアメリカ法。それが成立してから200年を記念して、アメリカ憲法起草200年記念5ドル金貨が1987年に発行されました。
表面にはアメリカの国鳥であるハクトウワシが羽ペンを持って羽ばたいている姿と、「LIBERTY（自由）」「IN GOD WE TRUST（我々は神を信じる）」の文字が。
裏面には羽ペンと13個の星、そして憲法前文の「We the People（我ら人民）」と「BICENTENNIAL OF THE CONSTITUTION（憲法200周年）」の文字が刻まれており、非常に重厚感のあるデザインです。
品位はK21.6、重量8.359g、直径21mm。
ちなみに、コインの表面に刻まれたハクトウワシは、アメリカの国鳥ということで国章にもなっています。
なぜハクトウワシが国鳥に選ばれたのかというと、北アメリカ大陸沿岸部に広く生息し、北アメリカの固有種だということ。また、長命であり雄大な美しさと力強さを持つこと。
1782年5月、議会にアメリカを象徴する国鳥ということで、ハクトウワシの図柄が提出されました。
その後、同年6月20日に議会はこの案を承認し、最終的にハクトウワシの脚にオリーブの木と矢が加えられた紋章が出来上がりました。
こうしてアメリカのシンボルマークが完成し、1787年から正式に採用されていったのです。
アメリカ国旗と合衆国憲法
1987年憲法制定会議で採択され、1788年に発効されたアメリカ合衆国の憲法は、前文と7条から成るものでした。
その内容の要点は、大きく分けて人民主権の規定、連邦主義、三権分立の3つ。
人民主義の規定は、アメリカ独立宣言の精神を引継ぎ、アメリカ合衆国がヨーロッパの君主国とはまったく異なる国家であること。
連邦主義は、連邦政府のもとで各州に自治権を与えたこと。
そして、各州に大幅な父権を与えながら、中央政府の権限もできるだけ強くする政治姿勢をいいます。
三権分立は、国家の最高権力を1人に集中させず、立法権、司法権、行政権の三権に分け、それぞれを個別の機関にゆだねて互いに監視、牽制しあう仕組みのことです。
なお、この段階では基本的人権に関する規定が無く、連邦政府の権利乱用による国民の権利侵害の恐れがある、という批判があり1791年には「権利章典」といわれる修正第1条から第10条が追加され、さらにその後200年の間に26条の修正条文が付加されました。
アメリカ憲法起草200年記念5ドル金貨とアメリカ合衆国の憲法の成り立ちについてお話をしましたがいかがでしたでしょうか？
金貨買取本舗ではアメリカ憲法起草200年記念5ドル金貨やそのほかの海外金貨も積極的に高価買取いたします。
| 名称 | アメリカ憲法起草200年記念5ドル金貨 |
|---|---|
| 発行国 | アメリカ合衆国 |
| 鋳造 | 造幣局 |
| 額面 | 5ドル |
| 質量（g） | 8.359g |
| 直径（mm） | 21mm |
| 厚さ（mm） | -- |
| 材質 | 金 |
| 品位（karat） | K21.6 |
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2021-09-02 11:00:17
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