ユーロ安ドル高、アメリカの長期金利上昇が懸念され金相場価格は下げ

ニューヨーク貴金属相場における金価格動向（2018/4/25）

主要因として、ユーロに対してのドル高や、アメリカの長期金利上昇が懸念され、金相場の価格は下げとなった。
基本的な考え方として、金利や株式配当などと異なり、金自体からは金利が生じない為、市場経済が活況な場合は金は売られる傾向になる。
アメリカの長期金利は3％という高いレベルとなっており、市場関係者は今後アメリカが利上げをする可能性は高いと判断。
これによって金価格の下落要因となると見做されている。
また、トランプ大統領の発言として、中国との貿易交渉が相互の妥協により成立する可能性はあり得るとの認識を示したことによって、 アメリカ～中国間の貿易戦争勃発の可能性は減退し、世界経済は安定の方向に向かうと判断された。それにより安全資産としての金の価値は下げ、 金相場価格の下落に繋がった。

プラチナ相場価格は下げとなった。
新規要因は少なく、金相場への連動での下げとなった。
パラジュウム相場価格は上昇した。