その金貨をデザインした彫刻家の名前からセントゴーデンズ金貨となったオーガスタス・セントゴーデンズ(1848 - 1907)は、 アイルランド ダブリン出身の米国の彫刻家。オーガスタス・セントゴーデンズはリンカーンなどの数多くの肖像彫刻や記念碑を手掛け、 それらの公共的な作品をニューヨーク、ワシントン、ボストン等に残しています。また、その他にもアメリカ、ヨーロッパの美術館に作品が数多く展示されています。 そのセントゴーデンズが亡くなる前に手掛けたコインのデザインはわずか2種類と言われています。 それが、「ダブルイーグル金貨」「インディアン・イーグル金貨」です。

　アメリカを代表するセントゴーデンズ金貨は、1907年より発行されました。 1907年銘の初回鋳造の金貨として証明されているものは15枚のみだと言われています。 他の歴史ある金貨でも同じようにセントゴーデンス金貨も発行年銘や、残存枚数により その価値が大きく違います。また、それらの価値は上がる一方だと思われます。

　

　セントゴーデンズ金貨には、特徴が二つあり、 その1つは、年銘にローマ数字が使われていること、 もう1つは、「In God We Trust」というモットーが刻まれていないことです。 これは当時、モットーの除去を神の名を不敬に 使用しないためにルーズベルト大統領が依頼したとのことです。 しかし、その後1908年には全ての米国通貨にモットーを記載するという法案が通過しました。

　2009年には、ウルトラハイレリーフのダブルイーグル金貨が発行されました。 そのウルトラハイレリーフ金貨の元となっている金貨である1907年セントゴーデンスのダブルイーグル金貨も再発行されました。 そのセントゴーデンス金貨の年銘にはローマ数字ではなくアラビア数字が使われ、 1908年には、「In God We Trust」のモットーが金貨裏面に刻まれました。

セントゴーデンズ金貨
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　昭和天皇御在位60年記念10万円金貨は、御在位60年を記念して1986年(昭和61年)及び1987年(昭和62年)に発行された金貨です。 今回、その天皇陛下御在位60年記念10万円金貨について掲載します。

　天皇陛下御在位60年記念10万円金貨は、日本初の記念金貨であり、初の1万円を超える額面の金貨です。 発行時は1万円銀貨とともに抽選券が発行された、たいへん人気のある金貨でした。

　1985年(昭和60年)11月18日、中曽根康弘内閣の竹下大臣によって、昭和天皇の在位60年を祝して金貨を発行するとの方針が発表されました。 この背景には、次年度の財源確保と、貿易摩擦が深刻な関係にあったアメリカより金貨鋳造に使用する大量の金(223トン)を購入することにより、 この関係を緩和しようという思惑がありました。 10万円金貨の1000万枚発行は金貨としては異例の大量の発行数であり、その額面だけで1兆円にも上りました。 その上、金貨1枚に金を20g使用していましたが、金の価値が当時は1グラム1900円でしたので、 全ての製造に掛かる費用を含めても原価は5万円以下となるため、その差益5500億円が国庫に入る見込みとされていたようです。

　しかし、1990年(平成2年)1月29日、天皇陛下御在位60年記念10万円金貨の大量偽造が発覚し、その被害額は107億9460万円にのぼりました。 大量の偽造金貨が日本銀行に還流していたことが判明。このように大量の金貨の還流に対して不審感を持たなかった理由に、 発行時よりも為替レートが円高となっていたため、日本国外で購入した者が円高差益を目的に売り出していると見られました。 偽造金貨は本物から鋳型をとり鋳造したもので、10万円金貨が純金製であるため偽造が容易であり、大量の偽造金貨が製造できたと見られています。

　

　このように金貨偽造事件を背景にもつ金貨ですが、天皇陛下御在位60年記念10万円金貨の中でも、 ミントセットにはプレミアムがついています。天皇陛下御在位60年記念金貨(61年・62年銘入り)は。販売数が3,296セットと少ないため、プレミアムがついています。

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天皇陛下御在位60年記念10万円金貨セット
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　記念金貨や地金型金貨に興味ある方なら一度は聞いたことのあるメイプルリーフ金貨。 今回、そのメイプルリーフ金貨について掲載します。

　まず、メイプルリーフ金貨は、カナダ王室造幣局(Royal Canadian Mint)が発行している地金型記念金貨です。 1979年に鋳造が開始され、その後毎年発行されている金貨です。 デザインとしては、金貨表面にはエリザベス女王2世の肖像が、金貨裏面にはサトウカエデの葉がレリーフされています。 メイプルリーフ金貨は質量・額面の表示の違い以外はすべて同じデザインです。 金貨品位は99.99％以上の純金製です。質量別の種類では1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンス、1/20オンスの5種があります。 本国カナダでは法定通貨としての価値を持ち額面はそれぞれ50カナダドル、20カナダドル、10カナダドル、5カナダドル、1カナダドルとなっていますが、 金貨としての市価は額面より遙かに価値が高くなります。

　メイプルリーフ金貨が発行される前は、地金型金貨市場では南アフリカのクルーガーランド金貨がメインでした。 しかし、アパルトヘイトに対する抗議行為の一環として南アフリカ製品ボイコット運動が起こり、クルーガーランド金貨は、メインの座から降ろされました。 その後、メイプルリーフ金貨が世界に広く流通し、その成功をみて各国が地金型金貨市場に参入しましたが、 メイプルリーフ金貨の人気は根強く、流通量は世界一です。

　

• ・1994年　1/15トロイオンス(額面:カナダドル)の金貨とプラチナコインが発行されました。 しかし、あまり人気がなく、この金貨が発行されたのはこの年のみとなりました。
• ・1998年から、金貨と同じ量目・額面で、品位.9995のプラチナコインの発行が開始されました。 同年、額面5カナダドル、品位.9999の銀貨も発行されました。
• ・2005年から2007年　額面50カナダドル、品位.9995、1オンスのパラジウムコインが発行されました。
• ・2007年5月　カナダ王室造幣局は額面が100万カナダドル、重さ100キログラム、直径50cm、厚さ3cm、品位99.999%の金貨を公開しました。

　世界一の流通量を誇り、たいへん人気の高いメイプルリーフ金貨は、金貨として高く売却できるため偽造金貨も多く存在するそうです。 【金貨買取本舗】では、金貨、プラチナコイン、など、すべて無料査定を行っています。是非、ご利用下さい。

カナダ　メイプルリーフ金貨
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　金貨には、その金額的価値だけでなく、輝く光沢感や金の重量感、芸術的レリーフなど、収集家を魅了する要素をたくさん持ち合わせています。

　金貨という言葉のイメージから、金からはじまり、インゴット、金塊、ゴールドバーなど、欧州やヨーロッパのイメージが強いように感じますが、韓国ソウル五輪記念金貨や香港の干支金貨、台湾の孫文金貨、日本の天皇御在位金貨、天皇御即位金貨、皇太子御成婚記念金貨など、アジア地域にも多くのプレミアム金貨と呼ばれる記念金貨が存在します。 それら多くの金貨の中でも、世界でよく知られている中国金貨「パンダ金貨」は存在感は多大です。

パンダ金貨は、その名の通り、表面にはジャイアントパンダ、裏面に北京天壇がレリーフされている金貨です。 品位は99.9パーセント以上の純金で、中国政府に、重量と品位を保証された安心の法定通貨でもあります。

　1982年より毎年、投資用金貨として発行されいますが、そのときの相場に基づいて額面が決定されています。表面のジャイアントパンダのデザインは毎年変わるため、投資用としてだけでなく、その愛らしさに惹かれて購入される収集家の方も多いそうです。

　

　実は、これらのパンダ金貨は年銘によって価値が異なります。発行枚数がそれほど多くないことや、保管しておきたい方が多いこと、など諸々の理由からパンダ金貨の市場の流通量は少なく、オークショ ンでも、金貨専門店でも、高価になっています。その中でも発行枚数の少ないパンダ金貨には下記の様なものがあります。

• ・1998年 パンダ金貨　発行枚数が特に少ない。
• ・1982年 1オンス　パンダ金貨
• ・1995年 １/2オンス　パンダ金貨

　これらのパンダ金貨は特に付加価値の高く、200万円で売買されていることもあります。その上、1/2オンスサイズのパンダ金貨は、2006年まで他のサイズよりも発行枚数が少ない為、高価になる傾向があるようです。 　このように、金相場の変動だけでなく、年銘などでもパンダ金貨の金貨価格が変動します。お手持ちのパンダ金貨の現在の価値が気になる方、詳しくは【金貨買取本舗】の無料査定をご利用下さい。

中国　パンダ金貨
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　皇太子殿下御成婚記念5万円金貨は唯一の日本国内発行の5万円記念金貨（五万円記念金貨）です。 純金製の金貨ではありますが、記念貨幣として発行されているため、金融機関へお持込みになると、 額面にある通りの5万円の価値となります。しかし、純金としての質量は18グラムあり、 例えば、その日の金相場で純金1グラムが4000円だった場合は、単純に計算しますと72000円の価値となります。 つまり、この双方の価値の間に2万円以上の差があるということです。 そして、この価格差は、金相場の変動により常に変わることになります。

　5万円記念金貨（五万円記念金貨）には額面と貴金属としての価値のほかに、オークションでの落札価格という価値もあります。 ここからは、個人的な主観による価値も加わるのかもしれません。一眼には言えませんが、 オークションでは、時と場合により更に価値があがることがあります。

　こちらの5万円記念金貨（五万円記念金貨）がNGCなどの鑑定機関のグレードを持ちますと、また、価値が変わってくるようです。 しかし、これは日本国内での価値とは限らないものと思います。 これは5万円記念金貨（五万円記念金貨）に対して世界的なプレミアム価値を踏まえた上での鑑定基準からつけられているものだと思われます。 現在のところ、5万円記念金貨（五万円記念金貨）発行枚数200万枚の内、1,900,000枚をMSとし、 100,000万枚をプルーフ金貨の発行として MSでの最高グレードでMS63それ以上のグレードとしてProofがあげられています。

　

　5万円記念金貨（五万円記念金貨）は、皇太子殿下御成婚記念プルーフ貨幣3点セットとしても発売されています。その内容は下記の通りです。

• 5万円記念金貨、5千円銀貨、5百円白銅貨
• 発行年度 平成5年(1993年)
• 販売価格 70,000円
• 販売数量 100,000セット

　 【金貨買取本舗】では、金相場の変動にあわせて本日の金貨買取価格を更新提示しています。 5万円記念金貨（五万円記念金貨）の金貨価値はどのくらいか？毎日の金貨価格を表示していますので、5万円記念金貨（五万円記念金貨）のご売却の際は是非、ご参考になさってください。 どこよりも高く5万円記念金貨（五万円記念金貨）をお買取りさせていただきます。他社様との相対見積もりも歓迎しております。 ご質問やお見積りなど、お気軽にお問い合わせください。

5万円記念金貨（五万円記念金貨）
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　皇太子殿下御成婚記念5万円プルーフ金貨（ご成婚記念5万円プルーフ金貨）は、平成5年(1993年)6月9日に日本の皇居にある宮中三殿において行われた皇太子殿下徳仁親王（当時33歳）と雅子妃（当時29歳）の結婚の儀を記念して1993年(平成5年) 9月9日に日本造幣局より発行された純金製の御成婚記念金貨です。 御成婚記念貨幣のデザインは、平山郁夫氏と造幣局工芸官が担当し、皇太子の婚約を詠う和歌「大空に舞ひ立つ鶴の群眺む幼な日よりのわが夢かなふ」 — 皇太子徳仁親王(平成5年歌会始、お題「空」)にちなみ二羽の鶴と、皇室を表す菊の御紋章と皇太子殿下のお印である梓がモチーフとして採用されています。

　御成婚記念貨幣には、5千円銀貨、500円白銅貨、5万円金貨が同時に発行されました。どの貨幣もデザインのモチーフは表面が鶴2羽と波、裏面が菊と梓ですが、 金貨は別デザインとなっています。その御成婚記念金貨は、直径27ミリ、質量18グラム、発行枚数20万枚。 この御成婚記念5万円金貨は、日本造幣局発行の唯一の5万円金貨となっています。

　皇室の記念金貨、また5万円もの額面から、コレクションや贈り物などとしてたいへん人気のある記念金貨でもあります。また、 皇太子殿下御成婚記念5万円プルーフ金貨（ご成婚記念5万円プルーフ金貨）は、貨幣としては額面通りの価値がありますが、 質量18グラムの純金製であることから、金・貴金属としての価値は金相場により変動します。最近の金買取価格では、5万円以上の価値となっています。

　

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皇太子殿下御成婚記念5万円プルーフ金貨
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