今回は中国十二支金貨をご紹介します。この金貨の品位はK22、質量8ｇの金貨です。 中国十二支金貨には、この他にも質量の違う金貨や形の異なる金貨があります。 今回は質量8ｇの金貨のみを掲載します。

　　質量8ｇの金貨ではありますが、その額面の種類はたくさんあり、150元、100元、200元、500元、1000元などがあります。 また、年銘ごとに発行される枚数が違います。

• 1981年酉250元　5015枚
• 1982年戌200元　2500枚
• 1982年戌200元　2500枚
• 1983年亥150元　2035枚
• 1984年子150元　2248枚
• 1985年牛150元　16275枚
• 1986年虎150元　5480枚
• 1987年卯150元　4780枚
• 1988年辰150元　7600枚
• 1989年巳150元　7500枚
• 1990年午150元　7500枚
• 1991年未150元　7500枚
• 1992年申150元　5000枚

　

　上記の今回は中国十二支金貨は全て通常によく見られる円形の金貨です。 質量の違う中国十二支金貨は、このほかにも扇形や花形、などがあります。 中国十二支金貨は、見た目だけでなく、描かれている干支によっては縁起物であるため収集家の間でもたいへん人気が高い金貨です。 また、こちらでは8gの金貨をご紹介しましたが、中国十二支金貨の中には質量155g以上の金貨も存在します。 こちらの金貨はその質量だけでも金としての価値が高いものになります。

中国金貨：中国十二支金貨
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　金貨裏面にナゲット(金塊)がデザインされているオーストラリア金貨をナゲット金貨と言います。同じくオーストラリア金貨でカンガルーがデザインされている金貨をカンガルー金貨といいます。因みに、ナゲット(金塊)とは、延べ棒などのような金貨などに鋳造される前の、自然のままの金の塊のことを言います。

　　カンガルー金貨の表面には、女王エリザベス2世の肖像、裏面にはカンガルーがレリーフされていますが、このカンガルーのデザインは毎年変わります。毎年、裏面のカンガルーのデザインが違うことにより、地金型金貨であるカンガルー金貨が、収集型金貨としてコレクターの間で人気があります。各カンガルーのデザインに対する評価には差があるため、その発行された年によって価値と買取価格が変わる場合もあります。

　

　ナゲット金貨は、質量によって微妙に異なるナゲットのデザインが面白いところです。 ナゲットというものを知らないで見ると、いったい何が描かれているのかわからないような金貨デザインですが、そのナゲット(金塊)がオンスによって微妙にその形を変え、違う表情を見せているところがこの金貨の特徴です。 ナゲット金貨には、1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種類があります。

ナゲット金貨とカンガルー金貨はどちらも、 地金型金貨であるハーモニー金貨やメイプルリーフ金貨と同様の9999+(フォアナイン・プラス、99.99%以上)の純度を誇る価値の高い金貨です。

オーストラリア金貨：ナゲット金貨
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　インディアンの頭部がデザインされた金貨です。インディアンヘッドと呼ばれています。1859年、1セントコインのデザインに採用され、20世紀に入ってからは金貨のデザインにもさいようされました。

　インディアン金貨の品位はK21.6、全体の90％に金が使用されています。インディアン金貨の残りの10％は銅によるのが特徴で、インディアン金貨の独特な色合いを出しています。

　額面は10ドル、5ドル、2.5ドルの3種類。1908年から1933年の間に発行されたものがほとんどです。金貨としての人気だけでなく、ペンダントトップなどの金貨ジュエリーとしてとても高い人気があり、2005年前後から、その金貨価値が高騰している金貨のひとつでもあります。また、近年では、サイズや品位の違いで発見される偽造金貨も多く存在しています。

　インディアン金貨は額面ごとに別の呼び名を持ちます。下記がその呼び名です。　 　

• ・10ドル金貨：　イーグル（eagle）
• ・5ドル金貨：　ハーフ・イーグル(half eagle)
• ・2.5ドル金貨：　クォーター・イーグル(quarter eagle)

　また、10ドル金貨をヤング・インディアン、2.5ドル・5ドルをオールド・インディアンとも呼びます。

　

　インディアン金貨の付加価値を考えて本物同様の品位で作られている偽造金貨も存在します。 金貨のみの状態であれば比重などで真贋することができますが、スラブケースに入ってしまうとそれが難しいため外観の違いを検討することになります。

　本物であれば顔や羽飾りの輪郭など、デザインがはっきりときれいにレリーフされています。文字もはっきりと読み取れます。

　また、付加価値のある金貨のなかには、鑑定機関NGC社、PCGS社によるグレードランクの付けられたプレミアム金貨を偽造したものがあり、中の金貨のみならず外観であるスラブケースやバーコードなどのラベルも偽造されています。

　中身の偽造金貨の特徴としてはデザインや文字などの輪郭がはっきりしないということがあげられます。スラブケースやラベルも印刷が薄いなど、本物と比べると違いがわかります。

　インディアン金貨の特徴として、表面と裏面が上下逆さまになっている点があります。これは、欧米人が物の裏面を見るときに、縦にひっくり返すことから、このようなデザイン形態がとられています。この様に、デザインが裏表逆さまでない金貨は偽造金貨と言えます。

アメリカ金貨：インディアン金貨
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1987年、日本ではバブル期とされたこの頃、海外でも金への投機傾向が上昇し、オーストラリア ナゲット金貨、イギリスブリタニア金貨などの発行が開始されました。
1960年末まではイギリス ソブリン金貨が世界に最も多く保有される金貨とされ、イギリス王立造幣局が鋳造・発行する金貨の価値が高まりました。しかし、ソブリン金貨の人気は、各国でも地金型金貨が続々と登場してきたため影が薄くなり、地金型金貨市場での復活を目的にブリタニア金貨が発行されたのだと言われています。

ブリタニア金貨発行25周年を記念しイギリス王立造幣局は、ブリタニア金貨のコインコレクションを発行しました。
デザインは、25年前の発行開始当時のものを採用し、25年前のブリタニア金貨を再現しました。
史上初めて登場したブリタニア銀貨9種セットは、1987年から2012年までの25年間のデザインがすべて揃うもので、限定1612セットと希少性の高いコインコレクションとなっています。

ブリタニアとは、イギリスを擬人化した女神であり、国の象徴とされています。
金貨に描かれたブリタニアの肖像にはイギリスの軍事力を表すように、海岸の岩の上にトライデント(三つ又の矛)と盾を持った立姿で表現されました。また、常に描かれてきた平和と食物を表すオリーブの枝も重要なモチーフとされています。
イギリスでは、多くの芸術家、彫刻家達が金貨、硬貨をはじめ、切手やメダルのデザインとしてブリタニアを描いています。
女王エリザベス2世が即位した1952年、ブリタニアは既に実に約300年間もの長い間コインの図柄として多くの人たちにに親しまれていました。

イギリス金貨：ブリタニア金貨
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　国家行事や出来事を記念して発行される特別な法定通貨を記念硬貨と言います。 また、記念硬貨と紙幣を総称して記念貨幣と言いますが、日本では記念紙幣の発行はされていません。 これらの記念貨幣のほかに記念メダルというものがあります。

　日本で発行された有名な記念金貨としては、天皇陛下の即位記念金貨、FIFAワールドカップ記念金貨、長野五輪冬季大会記念金貨や日本国際博覧会記念の金貨などがあります。 また、金貨のほかに、日本で最初に発行された記念硬貨では東京オリンピック記念1000円銀貨、100円銀貨があります。これらの記念銀貨には2万5千円程の価値がついたときもあったそうです。

　

　これらの硬貨のほかに、記念メダルというものが発行されています。記念メダルの鋳造・発行は日本造幣局の他に松本徽章工業株式会社などからも鋳造・発行されています。 代表的なものに

• ・東京オリンピック記念メダル
• ・札幌オリンピック記念メダル
• ・沖縄国際海洋博覧会記念メダル
• ・瀬戸大橋開通記念記念メダル
• ・万国博覧会（EXPO）記念メダル
• ・天皇皇后両陛下金婚式奉祝金　記念メダル
• ・天皇陛下宝祚五十年記念メダル
• ・上越新幹線記念メダル、など

　上記以外にも数多くの種類が発行されています。このような記念メダルは、額面がないために一見しての価値はわかりませんが、素材に金を使われているものが多く、使われている金の品位によって金としての価値が変わります。

日本造幣局発行　純金干支メダル（巳）
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　オリンピック開催記念金貨など、国家行事や祝事の際に発行される記念硬貨を購入なさる方は多いと思います。 それらの記念硬貨は発行枚数が限定されているため、購入するだけでも手間が掛かる場合があり、 購入後は大切に保管するなどで、いつの間にかその存在を忘れてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。 何かのきっかけで、数年後に箪笥の引き出しから発見された記念硬貨を 額面1万円とあるのをみて、その額面通り換金することが頭に浮かぶとおもいますが、 記念硬貨によっては、それでは損をしてしまいます。

　今回はオリンピック開催のために発行された記念金貨に焦点をあててみます。 長野五輪冬季大会記念金貨1万円は、1998年開催の「長野オリンピック冬季競技大会」を 記念して日本造幣局より発行された1万円金貨です。額面は一万円ですが、 金貨としての価値、つまり金貨買取価格は額面1万円を越えています。 長野五輪冬季大会記念一万円金貨が発行される目的となった長野オリンピック（第18回冬季オリンピック）は、 1998年2月7日から2月22日まで、長野市とその周辺を会場として開催されました。 冬季オリンピック開催地としては、最も南に位置する都市でした。 この大会では日本代表選手が大活躍し、冬季オリンピック史上初の二桁、 合計10個（金5・銀1・銅4）のメダルを獲得しました。

　

　長野五輪冬季大会記念金貨1万円の発行は3次に分けられ、それぞれ金貨デザインも異なります。

• 【金貨デザイン】
• 1次：ジャンプ
• 2次：フィギュアスケート
• 3次：スピードスケート

　初のプレミアム金貨として、すべてプルーフ貨幣としての発行となりました。

• 発行枚数：各55,000枚
• 直径：26mm
• 質量：15.6g
• 品位：K24
• 発行日：平成9年、平成10年

長野五輪冬季大会記念一万円金貨
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