イギリス金貨：ブリタニア金貨

1987年、日本ではバブル期とされたこの頃、海外でも金への投機傾向が上昇し、オーストラリア ナゲット金貨、イギリスブリタニア金貨などの発行が開始されました。
1960年末まではイギリス ソブリン金貨が世界に最も多く保有される金貨とされ、イギリス王立造幣局が鋳造・発行する金貨の価値が高まりました。しかし、ソブリン金貨の人気は、各国でも地金型金貨が続々と登場してきたため影が薄くなり、地金型金貨市場での復活を目的にブリタニア金貨が発行されたのだと言われています。

ブリタニア金貨発行25周年を記念しイギリス王立造幣局は、ブリタニア金貨のコインコレクションを発行しました。
デザインは、25年前の発行開始当時のものを採用し、25年前のブリタニア金貨を再現しました。
史上初めて登場したブリタニア銀貨9種セットは、1987年から2012年までの25年間のデザインがすべて揃うもので、限定1612セットと希少性の高いコインコレクションとなっています。

ブリタニアとは、イギリスを擬人化した女神であり、国の象徴とされています。
金貨に描かれたブリタニアの肖像にはイギリスの軍事力を表すように、海岸の岩の上にトライデント(三つ又の矛)と盾を持った立姿で表現されました。また、常に描かれてきた平和と食物を表すオリーブの枝も重要なモチーフとされています。
イギリスでは、多くの芸術家、彫刻家達が金貨、硬貨をはじめ、切手やメダルのデザインとしてブリタニアを描いています。
女王エリザベス2世が即位した1952年、ブリタニアは既に実に約300年間もの長い間コインの図柄として多くの人たちにに親しまれていました。

イギリス金貨：ブリタニア金貨
買取価格はこちらをクリック