地方自治法が施行されてから60周年を記念した硬貨
地方自治記念コインに描かれている甲州ぶどう。この甲州ぶどうは、シルクロードを通じて様々な交配を繰り返しながらヨーロッパから伝わってきたと言われていますが、なぜ、国外と交易をしている地域からかけ離れた地に根付くようになったのかについては明確にされていません。
国内で甲州の栽培が行なわれ始めたのには二つの説が有ります。
ひとつは、奈良時代の僧の夢枕に葡萄を持った薬師如来が現れ、僧はその御姿を木彫りにして寺に納めました。そうすると葡萄の樹を発見することができ、これを薬草として村人に広めて栽培が始まった説。
もうひとつは、雨宮勘解由(あめみやかげゆ)が山ぶどうとは違う蔓草を発見。その蔓草を自宅に持ち帰って栽培した種が甲州ぶどうだったという説です。
2004年に甲州ワインプロジェクトを起ち上げ、フランスの醸造専門家ドゥニ・デュブルデューの指導により白ワインが完成。日本料理に合うワインとして高い評価を得ました。
2010年には日本固有のぶどうとして、初めて国際ぶどう・ぶどう酒機構に品種登録され、ワインラベルに「Koshu」と記載してEUへ輸出することが可能になりました。
現在も、日々甲州ワインの品質を向上させる試みが続けられています。
地方自治法施行60周年記念貨幣(山梨県) 1000円銀貨幣
1000円銀貨に描かれている山梨リニア実験線。
1962年に開発計画が始まり、その10年後に初めて浮上走行に成功。
開発拠点を山梨に移転し、車両開発はもちろん、電力供給装置や列車制御装置、管理システムなどを開発。2003年に友人走行による世界最高の時速581kmを記録。2005年には国交省の委員会から、実用化の技術基盤が確立されたと評価されました。
今後は、長大編成車両によるトップスピードでの長距離走行や、長大トンネルの走り抜けなどの技術的テーマに対応するとともに、保守体系の確立など、超電導リニアの実用化に向けた確認試験を行なっております。
発行年 | 平成25年 |
図柄(表) | 富士山と山梨リニア実験線と甲州ぶどう |
図柄(裏) | 雪月花 |
素材 | 銀 |
品位 | 純銀 |
量目 | 31.1グラム |
直径 | 40mm |
地方自治法施行60周年記念貨幣(山梨県) 1000円銀貨幣買取価格
地方自治法施行60周年記念貨幣(山梨県) 500円バイカラー・クラッド貨幣
発行年 | 平成25年 |
図柄(表) | 富士山と甲州ぶどう |
図柄(裏) | 古銭のイメージ |
素材 | ニッケル黄銅、白銅及び銅 |
品位(千分中) | 銅750、亜鉛125、ニッケル125 |
量目 | 7.1グラム |
直径 | 26.5mm |