金、プラチナ、銀相場価格情報とニューヨークドルの動き

金貨や貴金属を売買、買取する際に相場価格と切り離せない相場情報をピックアップしてお伝えいたします。ユーロ離脱についての言及や欧州中央銀行ECB理事会の動きなどに世界の相場や世情に影響しています。

金上昇、プラチナ下落　6/05/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

ニューヨーク貴金属市場のゴールドは上昇しました。外為市場でのドル安、ユーロ高を受けゴールドは上昇しました。朝は軟調に推移しました。本日発表された5月の米ISM（供給管理協会）非製造業景況指数が58.6と市場予想を1.8ポイント上回ったことに加え、4月の米JOLTS（求人労働移動調査）求人件数が過去最高を記録するなど良好な米経済指標を受けて、ゴールドは軟調に推移した。しかしその後、イタリアのコンテ新首相が所信表明演説後に、ユーロ離脱について「一度も考えたことがない」と述べたことで、外為市場でユーロが対ドルで上昇しました。この流れを受けゴールドは買い戻され小幅上昇して引けました。また、プラチナは下落しました。新規材料のないなか、アメリカ株価下落を受けた売りに押されました。

金下落、プラチナ上昇。　6/06/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

ニューヨーク貴金属市場のゴールドは下落しました。アメリカ利上げ観測に圧迫され下落しました。朝は上昇しました。欧州中央銀行（ECB）のプラート専務理事が来週のECB理事会で資産買い入れ策の年内終了について討議すると述べたことで、外為市場でドルが対ユーロで軟化。これを受けてゴールドは買われました。しかし、アメリカ株価の大幅上伸を受けた投資家のリスク選好姿勢の強まりにゴールドは売られ、終盤にかけ小幅下落して引けました。また、プラチナは上昇しました。ゴールドの軟調に連動し売られる場面も見受けられました。その後、アメリカ株価大幅上昇に好感し買い戻され上昇して引けました。

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2018年6月8日