自動車の輸入制限、米中貿易摩擦などと相場の変動の流れ

アメリカ自動車の輸入制限に自動車工業会（AAM）など高関税の導入に反対するも実施されることへの警戒から安値を更新しました。

金上昇、プラチナ下落。　7/18/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

ニューヨーク貴金属市場のゴールドは下がりました。新規材料のないなか、外為市場でのドルの値動きに連動し小幅安で引けました。朝方は軟調に推移しました。外為市場でドルが対ユーロで上昇したことでゴールドは軟調に推移しました。ただ、その後は原油価格が上昇したことや、ドルが対ユーロで幾分下落したことで金は買い戻され小幅高で引けた。また、プラチナは下がりました。ゴールド同様に小動きに推移しました。米中貿易摩擦が世界経済に悪影響を与えるとの懸念から軟調に推移しました。

NY貴金属＝金、プラチナ下落。　7/19/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

ニューヨーク貴金属市場のゴールドは下がりました。外為市場でのドル高、ユーロ安を受けゴールドは下がりました。米連邦準備制度理事会（FRB）議長が議会証言で米景気の楽観的な見通しを示し、利上げを継続するとの方針を明らかにしたことで外為市場でドルが対ユーロで上昇し、ファンド筋の売りが先行しました。一時1210.70ドルまで下落、昨年7月以来の安値を付けた。また、プラチナは下がりました。トランプ大統領が検討を指示した自動車の輸入制限について、関係者から意見を聞く公聴会が開かれた。アメリカ最大の業界団体である自動車工業会（AAM）など、参加者の多くが高関税の導入に反対を表明したとみられるものの、輸入制限が実施されれば自動車向け需要が落ち込むとの警戒感から一時800ドルの節目を割り込み、2008年12月以来の安値を付けました。

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2018年7月23日