金の純度と硬貨の品位

【Caratカラット -purity純度-】

Karatカラットは金の品位、及び純度を表す単位です。
カラットの純度は 純粋な質量値24を総質量で割った値で出されます。

「K」は金の純度の単位
「Mｇ」はその物質内の純粋な金の数値
「Mm」はその物質全体値

Karatカラット 変換:
58.33%～62.50% = 14k (58.33%以上)
75.00%～79.16% = 18k (75.00%以上)
90% = 21.6k
91.66%～95.83% = 22k (91.66%以上)
95.83%～99.95% = 23k (95.83%以上)
99.99%～ = 24k (99.99%以上)

【硬貨及び貴金属の品位】

■Platinum プラチナ
＜商業取引の一番多いプラチナ純度＞
999.5

＜硬貨やインゴットの鋳造で一番よく知られているプラチナ純度＞
999(three nines fine)　950

＜ジュエリーに一番よく使われているプラチナ純度＞
900(one nine fine)　850 750

■Gold ゴールド
＜最高値純度・純金＞
999.999(six nines fine)

＜純度の高い純金＞
999.99(five nines fine)
999.9 (four nines fine)
例：カナダのメイプルリーフ金貨やアメリカのバッファロー金貨
999(24 carat, three nines fine) 例：中国のパンダ金貨

＜限定的にインゴットに使われる品位＞
995

＜ヴェネチアやローマ帝国の造幣局で使用されていた品位＞
990(two nines fine)　986(Ducat fineness)
オーストリアとハンガリーで使用されています。

＜歴史的に最も幅広く金貨の鋳造に使われていた品位＞
958.3(23 carat)　916(22 carat)
最近では、イギリスのソブリン金貨、南アフリカのクルーガーランド金貨、アメリカのイーグル金貨に使われています。

この他に、フランスやスイスのナポレオン20フラン金貨などのLatin Monetary Union(ラテン通貨同盟圏)での造幣よう使用されている品位900(one nine fine)や、1884年以後のドイツの最低品位の金貨鋳造に使用されていた品位833(20 carat)　750(18 carat)　625(15 carat)　585(14 carat)　417(10 carat)　375(9 carat)　333(8 carat)があります。

■Silver シルバー
＜最高値純度・純銀＞
999.9(four nines fine) Ultra-fine silver
カナダ王室造幣局によるメイプル銀貨や他の銀貨の鋳造に使用されています。

＜純度の高い純銀＞
999(Fine silver or three nines fine) インゴットや最近の銀貨鋳造に使用されています。

その他に下記のような品位の銀が銀貨や銀製品に使用されています。
・980 - 1930年から1945年までメキシコにて通常に使用されていたのが最も知られています。
・958 - ブリタニア シルバーの品位です。
・950 - 初期フランスにて通常に使用されていた品位です。
・925(スターリング シルバー)　900(one nine fine又は90%シルバー) - 1892-1964年U.S.銀貨に使用されています。
・835 - 主に1884年以降のドイツにて通常に使わていた品位です。
・833 - コンチネンタル シルバーとして特にオランダ、スェーデン、ドイツにて使用されていた品位です。
・830 - 古いスカンジナビアン シルバーの品位です。
・800 - 1884年以降のドイツにて少量、通常用に使用されていた品位。エジプシャン シルバーの品位。コイン鋳造用に使用したカナディアン シルバーの品位です。
・750 - 稀に古いドイツやスイス製品に使用されている品位。アストロ ハンガリアン シルバーの品位です。
・720 - 多くのメキシコ銀貨に使用されている品位です。