過去高額買取金貨：ルター宗教改革200周年記念　タガット金貨

1ドイツ史に色濃く刻まれる教え　宗教改革200周年記念　ダカット金貨

金貨買取本舗の世界各国の有名な大変高額で買取をされた金貨をご紹介するコーナーです。今回はルターの宗教改革から200年を記念して発行された金貨です。スコア付きコインではありませんが高額な金貨となりました。

■1717年 ドイツ　宗教改革200周年記念　ダカット金貨

• 買い取り参考価格　410,000円
• 発行年：1717年
• 素材　：金
• 重量　：約　3.49g
• 付属品：なし
• 鑑定　：なし
• カタログ：J&F699/Fb.995　

この金貨はルターの宗教改革から200年を記念して発行された歴史を語る上でも意味のある大変珍しい貴重な金貨です。
1517年ルタ－は当時の俗化したカトリック教会を批判し、信仰のよりどころとしての聖書の意味を説きました。
ルターは聖書をドイツ語に翻訳して人々にとって身近にあるものにしたと言って良いのではないでしょうか。
1517年に始まった宗教改革は、500年以上経った今も多大な影響を持っています。
その主眼は、神秘主義的な時代に戻るのとは違い、現世やこれからの世代にどのような意味を持っているのかという問いかけだと考えられます。

宗教改革の中心人物マルティン・ルターはその著作によって、チューリッヒ教区説教者ウルリッヒ・ツヴィングリ、ジュネーブの神学者ジョン・カルヴァン、などスイスの改革論者に影響を与えました。
カルヴァンは、ルター後に重要な役割を果たした宗教改革論者と考えられていて、今日でもカルヴァン主義は拡大してきているのです。
また、ツヴィングリの著作にはルターの影響が見られ、彼が影響を及ぼして宗教改革はチューリッヒからベルリン、バーゼル、シャフハウゼンにもたらされました。

神の目、海と聖書というデザインも金貨として異例なものを感じ取れます。
ルターの教えは当時すでに見受けられたグーテンベルクの印刷術を利用して人々にいっきに広まりましたが ドイツ史を考えるときに極めて重要な歴史的事項に変わりありません。
現代、2017年には500周年記念の20ユーロ銀貨がスイスとドイツで発行され、国内向けに販売されました。

• 発行：ドイツ
• 額面：20ユーロ
• 重量：約　18.00g
• 直径：約　32.50mm
• 素材：銀
• 品位：.925
• 発行枚数：907000枚

• 発行：スイス
• 額面：20ユーロ
• 重量：約　20.00g
• 直径：約　33.00mm
• 素材：銀
• 品位：.835
• 発行枚数：28000枚

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2018年5月23日