金の価格の背景と金貨〜相場情報〜

米中貿易摩擦の動きを背景にプラチナ、ゴールドが下がりました。

金、プラチナ下落。　6/25/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

週明けニューヨーク貴金属市場のゴールドは下がりました。世界的な貿易摩擦激化による商品需要の減少観測を受け金はがりました。欧州連合（EU）がアメリカの鉄鋼・アルミに対する追加関税への報復措置を決めたことに対し、トランプアメリカ大統領が前週、EU産自動車に20％の追加関税を課す可能性をツイッターに投稿。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（電子版）が、アメリカ政権が中国への技術流出を防ぐため、中国資本が25％以上の企業が「産業上重要な技術」を持つ米企業を買収することを禁じる規制強化案を検討していると報じたことで、世界的な貿易摩擦の激化懸念が強まりから安全資産としてのゴールドを買う動きが強まった。ただ、世界経済が低迷するとの懸念から商品全般の需要が落ち込むとの見方が相場を圧迫しゴールドは終盤にかけ小幅安で引けた。また、プラチナは下がりました。ゴールドの下落に連動し売られた。

NY貴金属＝金、プラチナ下落。　6/26/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

ニューヨークドル貴金属市場のゴールドは下がりました。外為市場でのドル高、ユーロ安を受けゴールドは下がりました。米中貿易摩擦の激化が世界経済に悪影響を及ぼし、商品（コモディティ）全般の需要が落ち込むとの見方が引き続き継続。加えて外為市場でドルが対ユーロ上昇し、ゴールドは軟調に推移、一時は年初来安値を更新した。ただその後は、本日発表されたアメリカ経済指標がやや弱い内容となったため、下げ幅を縮小する展開となった。また、プラチナは上がりました。安値拾いの買いや、アメリカ株価反発に好感した買いで小幅上昇して引けた。ただ、商いは薄く低調です。

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2018年6月27日