世界の経済の動きと貴金属相場の流れ

外為市場でのドル高、ユーロ安継続、米中貿易摩擦の動きを背景にプラチナ、ゴールドが下がりました。

金、プラチナ下落。　6/27/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

ニューヨーク貴金属市場のゴールドは下がりました。外為市場でのドル高、ユーロ安を受けゴールドは下がりました。ドイツでメルケル首相が率いるキリスト教民主同盟（CDU）と連立政権を組むキ リスト教社会連盟（CSU）との間の移民政策に関する対立が解消せず、同国の政局不透明感が強まったため、外為市場でドルが対ユーロで上がりました。これを受けゴールドは売られた。加えて、アメリカ中貿易摩擦に絡み、対米外国投資委員会（CFIUS)が外資の買収計画を審査するという既存制度の見直しで対応が可能としたことを受けて、通商摩擦などをめぐるアメリカ中両国の衝突に対する過度の懸念が後退したこともゴールドの売りを誘った。ただ、売られ過ぎによる安値拾いの買戻しも見られ、下げ幅は限定的となった。

NY貴金属＝金、プラチナ下落。　6/28/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

ニューヨーク貴金属市場のゴールドは下がりました。外為市場でのドル高、ユーロ安継続を受けゴールドは下がりました。ドルが対ユーロで強含みで推移していることが引き続き圧迫要因となり、ファ ンド筋の売り物が先行する展開。一時1250ドルを割り込んだ。その後は、本日発表された今年第１四半期のアメリカ内総生産（GDP）確定値が予想を下回ったことを背景に買い戻される場面も見られた。しかし、アメリカ株価の上伸を眺めて投資家のリスク選好姿勢が強まったため、終盤にかけ小幅下落して引けた。また、プラチナは下がりました。ゴールドの下落に連動し売られた。アメリカ株価上昇には反応を示さなかった。

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2018年6月30日