アメリカと中国の貿易摩擦と金相場の関係と相場情報

中国からの輸入品の一部に関税を課す制裁措置をアメリカが行う事を発表、それを受けて中国も同じ23日に同等の措置をとると発言。米中貿易摩擦激化への心配からか安全資産のゴールドを買う動きがみられ金相場は上昇しました。

NY貴金属＝金、プラチナ上昇　8//7/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

ニューヨーク貴金属市場のゴールドは上がりました。外為市場でのドル安、ユーロ高を受けゴールドは上がりました。 朝方は堅調に推移しました。米中貿易摩擦の激化懸念やイタリアの財政不安を背景としたドル高が一服したことや、アメリカが対イラン制裁の一部を再開したことで中東地域の地政学的リスク懸念から買われた。ただ、終盤にかけ中国の景気鈍化懸念に伴う同国のゴールド需要減少への思惑や、アメリカ株価上昇に嫌気した売りに押され、上げ幅を縮小し前日比ほぼ変わらずで引けた。また、プラチナは上がりました。欧米の株価上昇に好感し買われた。ただ、新規材料に乏しく商いは薄く低調しました。

NY貴金属＝金、プラチナ下落　8/8/2018日付ニューヨーク

*終値($ドル/オンスOZ)

ニューヨーク貴金属市場のゴールドは上がりました。米中貿易摩擦激化を受け売り買いが交錯するなか小幅上がりました。米通商代表部（USTR）が、中国からの輸入品279品目、160億ドル相当に25％の関税を上乗せする制裁関税の第2弾を今月23日に発動すると発表しました。これを受け、中国政府も同規模の報復措置を23日に発動すると表明しており、米中貿易摩擦激化への懸念が強まり、中国経済の鈍化でゴールド需要が落ち込むとの見方が強まるなか、安産資産としてゴールドを買う向きも見受けられ、売り買いが交錯しました。終盤にかけ、小幅上昇して引けた。また、プラチナは下がりました。新規材料に乏しく、薄商いが続くなか、アメリカ株価下落を受け軟調に推移しました。

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2018年8月15日