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【徹底比較】御即位記念金貨の種類と価値|平成・令和の違いを解説

天皇陛下の即位は、日本にとって歴史的な節目のひとつです。

その記念として発行される「御即位記念金貨」は、単なる記念品ではなく、日本の伝統や文化を象徴する特別な存在として、多くのコレクターや投資家から注目されています。

本記事では、平成と令和、それぞれの御即位記念金貨の種類や特徴、デザイン、額面と素材価値の違いまでをわかりやすく解説します。

購入や売却を検討している方はもちろん、金貨の基礎知識としても役立つ内容です。

そもそも「御即位記念金貨」とは?

御即位記念金貨とは、新しい天皇陛下の御即位を記念して日本政府が発行する記念金貨です。

通常の貨幣と同じく「法定通貨」としての効力を持ちながらも、希少性・美術性・金の素材価値の高さから、コレクションアイテムや投資対象として人気を集めています。

過去には、1991年に明仁天皇(上皇陛下)の御即位を記念して発行された10万円金貨、そして2019年には徳仁天皇の御即位を記念して1万円金貨が発行されました。

それぞれに歴史的背景とデザインの意味があり、価値も異なります。

平成の御即位記念金貨(1991年・明仁天皇)

御即位10万円記念金貨と500円白銅貨のセット

1991年に発行された御即位記念10万円金貨は、昭和から平成への改元に伴い、明仁天皇の御即位を記念して発行されたものです。

額面は10万円であり、法的には通常の貨幣として使用可能ですが、実際にはその素材価値や希少性から額面以上の価格で取引されています。

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基本情報

御即位記念10万円金貨の基本情報は以下の通りです。

発行日 1991年(平成3年)4月10日
額面 10万円
量目 30g
直径 33mm
品位 純金(K24)
発行枚数 200万枚

デザインの特徴

表面には「鳳凰(ほうおう)」と「瑞雲(ずいうん)」が描かれています。

鳳凰は古来より天皇の象徴として知られ、瑞雲は吉兆の雲を意味します。どちらも即位という慶事にふさわしい縁起の良い意匠です。

裏面には「菊花紋章」と「唐草文様」があしらわれており、日本の皇室を象徴する伝統的なデザインが用いられています。

天皇陛下御即位記念500円白銅貨

明仁天皇の御即位を記念して発行された貨幣は、金貨のほかにもあります。1990年11月8日には「天皇陛下御即位記念500円白銅貨」が発行されました。

表面には、かつて皇室の重要な儀式で使用された「特別御料儀装車(現在の名称は『儀装馬車1号』)」がデザインされています。

直径は30mmで、品位は銅750.ニッケル250、重さは13gです。

令和の御即位記念金貨(2019年・徳仁天皇)

御即位1万円記念金貨と500円バイカラークラッド貨のセット

令和元年、徳仁天皇の御即位を記念して発行されたのが「御即位記念1万円金貨」です。平成時代の御即位記念金貨と比べると、額面は10分の1にあたる1万円となっています。

この記念貨幣には「金貨単体」と「金貨と500円バイカラークラッド貨の2点セット」の2種類があり、金貨単体は2万枚、セット版は3万枚が発行されました。

いずれも高い美術性を誇るプルーフ仕上げが施されています。

プルーフ加工とは、貨幣の表面を鏡のように磨き上げ、図柄部分を浮き立たせる特別な加工方法で、記念貨幣特有の輝きを生み出す技法です。

基本情報

御即位記念1万円金貨の基本情報は以下の通りです。

発行日 2019年(令和元年)10月
額面 1万円
量目 20g
直径 28mm
品位 純金(K24)

発行枚数

発行枚数は以下の通りです。

金貨単体セット 2万枚
500円バイカラークラッド貨との2点セット 3万枚

デザインの特徴

表面には、平成の御即位記念金貨と同じく「鳳凰」と「瑞雲」が描かれていますが、そのデザインは異なります。

平成版では、鳳凰が正面を向いて翼を大きく広げているのに対し、令和版では背を向けて羽ばたく姿が描かれています。

裏面には「菊花紋章」を中心に、天皇陛下のお印である「梓(あずさ)」と、皇后陛下の御印「ハマナス」が配されています。

天皇陛下御即位記念500円バイカラー・クラッド貨

同じく令和元年10月に発行された「天皇陛下御即位記念500円バイカラー・クラッド貨」の仕様は以下の通りです。

額面 500円
量目 7.1g
直径 26.5mm
品位 銅750、亜鉛125、ニッケル125

裏面は1万円金貨同様に「菊花紋章」と「梓」と「ハマナス」描かれていますが、表面には「高御座(たかみくら)」がデザインされています。

高御座とは、天皇陛下が即位の礼などの重要な儀式でお立ちになる玉座のことです。

京都御所の紫宸殿(ししんでん)に設けられており、漆塗りや金箔、錦の帳(とばり)など、精緻な装飾が施された壮麗な御座として知られています。

令和の御即位礼では、この高御座が京都から東京の皇居・宮殿「松の間」に運ばれ、即位の儀式で再び使用されました。

10万円金貨と1万円金貨の比較|額面と素材価値の違い

御即位記念金貨を語る上で、よく話題になるのが「額面と実際の価値の違い」です。

平成と令和、それぞれの御即位記念金貨にはどのような違いがあるのでしょうか。以下の表で比較してみましょう。

比較項目 平成御即位記念10万円金貨 令和御即位記念1万円金貨
発行年 1991年 2019年
額面 10万円 1万円
重量 約30g 約20g
純度 K24 K24
市場価値(2025年現在) 約55~60万円前後 約33~40万円前後
※市場価値は金相場や状態、付属品の有無により変動します。

まず注目すべきは、額面価値の違いです。平成御即位記念金貨は10万円、令和御即位記念金貨は1万円と、10倍もの差があります。

現在の金相場を反映した実際の市場価値を見てみましょう。平成御即位記念金貨は約30g、令和御即位記念金貨は約20gの純金を含んでいます。

2025年10月現在の金相場(1gあたり約2万円)で計算すると、平成御即位記念金貨は約55~60万円、令和御即位記念金貨は約33~40万円の価値となります。

市場価値で見れば平成御即位記念金貨の方が高額ですが、額面に対する市場価値の倍率で比較すると平成御即位記念金貨は額面の約5.5~6倍、令和御即位記念金貨は額面の約33~40倍となり、換金率では1万円金貨の方が圧倒的に高くなっています。

いずれにしても、両金貨とも銀行で額面通りに換金するよりも、金貨の買取実績がある買取店で売却した方が、はるかにお得だと言えるでしょう。

まとめ|御即位記念金貨は「時代を映す金貨」

御即位記念金貨は、単なる記念品ではなく、日本の歴史と文化、そして時代の象徴を刻んだ貴重な資産です。

平成と令和、それぞれの時代背景とともにデザインや仕様にも違いがあり、コレクターズアイテムとしても、資産運用の観点からも高い価値を持っています。

お手元に御即位記念金貨をお持ちの方は、現在の市場価値を知るためにも一度『無料査定』を受けてみてはいかがでしょうか。

金相場が高騰している今こそ、金貨の売却には絶好のタイミングといえるでしょう。

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