1976年にカナダはケベック州のモントリオールで行われた、第21回オリンピック競技大会。フランス語圏ではパリに次いで2番目に夏季大会が開催された都市である、モントリオールオリンピックの開催を記念して発行された銀貨をここでピックアップするとともに、大会の様子もご紹介しましょう。
モントリオールにある オリンピック競技場
オリンピック記念銀貨は全28種類発行

銀貨に描かれている エリザベス2世 肖像画
モントリオールオリンピックを記念して発行された銀貨は、4枚ずつ第7次まで鋳造されていて全28種類存在します。
ここではそのなかから、第2次と第3次の銀貨を紹介。なお、いずれの銀貨も裏面にはエリザベス2世の横顔が刻まれています。
第2次の4枚は神話を彷彿とさせる図柄が描かれているのが特徴。額面10ドルの1枚目は古代オリンピックが行われた神殿が刻まれています。
もう1枚の10ドル銀貨は、オリンピックの神ジュピターの顔をレリーフ。
10ドル銀貨の品位はSV925、重量48g、直径44mmです。
額面5ドルの1枚目はオリンピックのシンボルマークの五輪が描かれています。もう1枚の5ドル銀貨には、トーチを持った人物が刻まれ、勝利者の王冠と友情を象徴する花輪というテーマになっています。
5ドル銀貨の品位はSV925、重量24g、直径38mm。
次に第3次の4枚ですが、こちらは伝統的な古代のカナダのスポーツをレリーフ。
額面10ドルの1枚目はサイクリング。3人の選手が自転車をこいでいる姿が描かれています。続きまして10ドルの2枚目。4人の選手がスティックを持ってカーリングをしている様子をレリーフ。
額面5ドルの1枚目はオールでボートをこぐローイング。選手の筋肉まで細かく描写されています。5ドルの2枚目はカヌーをこぐ選手を背中側のアングルから描いたもの。
品位については10ドル、5ドルとも第2次と同じになります。
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ルーマニアの「白い妖精」ナディア・コマネチ
モントリオールオリンピックは、参加国・地域数92、参加人数6,084人、競技種目数21競技195種目で行われ、女子バスケットボールと女子のボート競技とハンドボールが初めて正式種目として採用されました。
本大会で一躍注目を浴びたのはルーマニアの体操選手、ナディア・コマネチ。「白い妖精」と呼ばれ、計 7回もの10点満点を記録し、堂々の金メダルを獲得しました。
ほかにも水泳で東ドイツのコルネリア・エンダーが競泳女子4冠かつすべて当時の世界記録を叩き出すという偉業を成し遂げました。
また陸上では、キューバのアルベルト・ファントレナが史上初の400mと800mの2冠を獲得。
日本人選手も負けてはいません。女子バレーボールが決勝戦で強敵ソ連を圧倒。1964年の東京オリンピック以来12年ぶりの金メダルに輝きました。
体操では団体総合と平行棒の加藤沢男選手、鉄棒の塚原光男選手が、レスリングではフリー・52キロ級の高田裕司選手、フリー・74キロ級の伊達治一郎選手が、柔道では中量級の園田勇選手、軽重量級の二宮和弘選手、無差別級の上村春樹選手が金メダルを獲得しました。
オリンピックごとに現れるスター選手。当時モントリオールオリンピックを見ていた人のなかには、いまだにコマネチ選手のことを鮮やかに覚えている方も多いのではないでしょうか?
その実技は何年経っても色あせることなく私たちに感動を与えてくれます。それがオリンピックの醍醐味のひとつですよね。
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モントリオールオリンピック開催記念銀貨とモントリオールオリンピックついてお話をしましたがいかがでしたでしょうか?
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モントリオールオリンピック開催記念銀貨╼
名称 |
モントリオールオリンピック開催記念銀貨 |
発行国 |
カナダ |
額面 |
10ドル/5ドル |
質量(g) |
48g/24g |
直径(mm) |
44mm/38mm |
厚さ(mm)
| -- |
材質 |
銀 |
品位(karat) |
SV925 |
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