オーストリア ダカット金貨の買取価格一覧
こちらの画像にある1915年銘のダカット金貨は、表面はオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像。裏面はオーストリア帝国の国章 当時の鋳型をそのまま使って1920年から1936年の間に496,501枚鋳造された再鋳造コインです。
1ダカット金貨
本日の買取価格 |
---|
4ダカット金貨
本日の買取価格 |
---|
オーストリアダカット金貨の魅力に迫る!気になる希少価値や発行背景とは?
黄金の輝きを放つオーストリアダカット金貨。その美しい外観だけでなく、歴史的な背景や希少価値も魅力のひとつです。本記事では、オーストリアダカット金貨の特徴やデザイン、発行背景などからその魅力について迫ります。
ダカット金貨は額面によって特徴が異なります。
4ダカット金貨の場合は直径39.0mm、重量13.9g、品位K23(純度98.6%以上)。1ダカット金貨の場合は直径20.0mm、重量3.4g、品位K23(純度98.6%以上)です。
ダカット金貨は1284年にイタリアのヴェネツィアで誕生し、さまざまな国で発行されました。こうした理由から、ダカット金貨にはたくさんの種類があり、デザインもさまざまです。
デザイン・希少性
ダカット金貨の表面には、ハプスブルク家の君主たちの肖像が描かれています。最も有名なのが、フランツ・ヨーゼフ1世の肖像(1872~1915年発行)です。その威厳のある表情は、多くのコインに共通して見られます。
このほか、一部のダカット金貨には、神聖ローマ皇帝の肖像が描かれている物もあります。これは、オーストリアが神聖ローマ帝国の一部であった歴史を反映したものです。
裏面には、オーストリア帝国の国章である双頭の鷲がデザインされています。この紋章は神聖ローマ帝国の紋章を継承したものであり、帝国の威厳と権威を象徴しています。
デザインの変移と希少性
ダカット金貨のデザインは、時代とともに変化しました。初期のダカット金貨は、シンプルで古典的なデザインでしたが、時代が進むにつれて彫刻技術も進化し、より複雑で緻密なデザインへと発展しています。
また、発行元によってデザインに個性が見られ、金貨コレクターにとっては、その違いを見比べるのも楽しみのひとつです。
歴史的な背景と芸術的な美しさを兼ね備えているダカット金貨。肖像画の表情、紋章の意匠、そして細やかな装飾など、ひとつずつ要素に意味があり、それらが組み合わさって、独特の世界観を表現しています。
ダカット金貨のデザインを深く探求することで、歴史や文化、そして芸術への理解を深めることができるでしょう。
またダカット金貨は発行年によりデザインや発行枚数、発行国が異なるため、希少性にもばらつきがあります。特に、古い年号の金貨や発行枚数が少ないダカット金貨は、希少価値が高く金貨コレクターの間で人気が高いです。
さらに、保存状態が良い金貨や未使用品の金貨はプレミアが付きやすい傾向にあります。無料査定をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
発行背景
ダカット金貨は、中世から近世にかけてヨーロッパで広く流通した金貨です。発行された13世紀と19~20世紀では、その発行背景や目的が大きく異なっています。
13世紀に発行されたダカット金貨は、イタリアのヴェネツィアで最初に鋳造された金貨の一種です。おもに国際貿易を円滑にするために発行されました。鋳造されたダカット金貨は、その高い純度と安定した価値から国際的な決済手段として広く受け入れられたのです。
金本位制が確立される中で、金貨としてのダカットは、貨幣価値の安定化に貢献しました。金貨の鋳造により国家の信用を高め、外国からの投資を呼び込む効果も期待されたのです。
そして19~20世紀にオーストリアが発行したダカット金貨は、記念コインとして発行されることが多くなりました。歴史的な出来事や人物を記念したり、特定のイベントを祝ったりするために発行されたのです。
13世紀に国際的に広く流通したダカット金貨に比べ、19~20世紀に発行されたダカット金貨は限定的に流通しています。
ダカット金貨に刻まれる、消滅した国とは?
ダカット金貨のデザインは、発行時の文化や歴史が反映されていますが、非常に興味深いのは“すでに消滅した国が刻まれている”と言う点です。
たとえば1784年に消滅したヴェネツィア共和国。常に純金の金貨を鋳造していたヴェネツィア共和国は、世界的にも信用が高く、かつて地中海貿易を支配した過去を持っています。
実は、ダカット金貨がはじめて鋳造された1284年からヴェネツィア共和国が消滅する1784年の間、金貨のデザインや純度はほとんど変わっていません。
このほかにも、かつて存在した神聖ローマ帝国やポーランド・リトアニア共和国もダカット金貨を鋳造していました。これらは、かつてヨーロッパに対し大きな影響力を持っていた国です。ダカット金貨に刻まれた紋章や肖像は、歴史から消えた今でもその存在を後世に伝えています。
ダカット金貨は、歴史や文化を物語る貴重な遺物としての側面を持っているのです。
まとめ
オーストリアダカット金貨は、その歴史と美しさから、多くのコレクターを魅了するコインです。発行年によって異なるデザインやその希少価値は、時を経ても色褪せることはないでしょう。
金貨買取本舗では、お手持ちの金貨を丁寧に鑑定し、ご納得いただける査定金額を提示させていただきます。ご相談・査定は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。