ハローキティ・パリの夢 ユーロコインの紹介 カワイイとエレガンスの融合
今や世界の共通語となった日本語の「KAWAII」。では、そのかわいいキャラクターの代表とは誰でしょうか。
桜井政博のカービィ、田尻智のピカチュウと言ったゲームキャラクター、玩具展開が盛んなちいかわやカピバラさんなど、かわいいものにあふれた日本ならさまざまな回答が思い浮かぶことでしょう。
しかし、その数あるかわいいキャラクターの「元祖」として、現在の数々のグッズ展開やキャラクターIPの活用などの活路を切り開いたキャラクターは、キティちゃんこと、ハロー・キティを置いてほかにいません。
基本情報
| 発行国 | フランス |
| 発行年 | 2005年 |
| 素材 | 24金 |
| 額面 | 50ユーロ |
| 重量 | 約31.1g / 約 37mm |
| 図案(表) | ・ヴェルサイユ宮殿でキティ&ダニエルが舞踏するシーン ・「COMME UN REVE(コム アン レーヴ)」=金貨シリーズのテーマであるパリの夢を示す「まるで夢のようだ」という意味 |
日本のかわいい代表とも言えるキティちゃんがエッフェル塔・凱旋門などのパリの名所を背景に、可愛らしくポーズを取ったのが、このシリーズです。キティらしいリボン・ハート・星などのモチーフが多く、金貨というよりもアクセサリーと言ったほうがよいかもしれません。
販売されたシリーズは、いずれもキティちゃんファン、コインコレクター、さまざまなコレクターの間で高評価を得ています。
パリの夢 ~憧れのパリジェンヌ~
2000年代初頭、ヨーロッパに上陸したハローキティは瞬く間に一大ブームとなりました。
特に、当時、日本のサブカルチャーがファッションや自己表現の一種として受け入れられたフランスでは「KAWAII」の象徴的存在として、キティちゃんが大人向けのファッションやジュエリーデザインとして定着しはじめていました。そのなかで、サンリオとパリ造幣局とのコラボ企画が立ち上がります。
キティちゃんの夢とともに、フランス文化を体験していきましょう。
キティちゃんの体験したいこと
17世紀、ルイ14世の徹底した宮廷文化の整備により、フランスは世界ではじめて芸術を中央集権的に管理・育成する国家となりました。この結果、フランスの文化は近代を通してヨーロッパの基準となっていきます。各地から識者や芸術家が集まるパリは「花の都」として芸術やファッション、スイーツや宮殿文化の発信地でした。
たとえば、ファッション。17世紀の宮廷文化の影響で服飾が「権力の象徴」となった結果、パリの各地でローズ・ベルタンを筆頭としたモード商が誕生、現在に続くオートクチュールの店が誕生しました。現代においても、ココ・シャネルやディオールなど革命的デザイナーが集中、世界に影響を与える場所となっています。
たとえば、芸術。ジェリコーやドラクロワなどのロマン主義、クールベやミレーなどの写実主義、そして、モネやルノワールに代表される印象派はすべてフランスが中心です。また、世界中の美術品が納められた世界最大規模のルーブル美術館の存在も忘れてはなりません。
そんな現代にもつながる数々の文化の源流が存在するのが、パリという街です。
まるで夢のような世界
洗練されたファッションを楽しみ、歴史とともに築き上げられた都市を巡りながら、恋人とカフェやサロンで語らう。そんな夢のような都市のイメージに合わせて、キティちゃんが 「パリで憧れの体験をする」のが、このシリーズのコンセプトです。その憧れを応援するように、デザインにはパリの象徴が随所に配置されています。
オペラ座でオペラを歌うキティちゃん、シャンゼリゼ通りで流行のファッションを追いかけるキティちゃん、その姿は「夢の都」という世界観を、キティの可愛さで見事に表現したものとなっています。
なかでも、50ユーロ金貨のデザインは、ヴェルサイユ宮殿でダニエルと一緒にダンスを踊っているものです。
ルイ14世が造営したヴェルサイユ宮殿は、フランスの宮廷文化の象徴であると同時に、現在にも伝わる社交ダンスやクラシックバレエ、オペラといった格式高い伝統の象徴です。キティちゃんと融合したデザインは、エレガンスと市民文化の調和という点で、ほかでは表現できないものでしょう。
わたし、キティちゃん ~「かわいい」の誕生~
1974年に登場して以来、半世紀にわたり幅広い世代の女性に愛されるキティちゃん。今や日本の「かわいい」の代名詞とも言える存在です。しかし、彼女は同時に現在に続く日本の数々のキャラクタービジネスの先駆けとも言える存在でもあります。そんな彼女の人気ぶりを振り返りましょう。
かわいいの誕生秘話
サンリオは1960年、山梨県庁の職員であった辻信太郎が、山梨県の特産物である絹製品を販売する山梨シルクセンターを株式会社化したことがはじまりです。小物雑貨を販売していた同社は、商品にかわいいキャラクターをつけることで大きく売れ行きが伸びることを確信、キャラクター商品の開発をはじめました。
当初は、水森亜土ややなせたかしといった外部のイラストレーターや漫画家にキャラクターを依頼していましたが、1970年代からは自社の企業理念でもある「贈り物を通じて人と人をつなぐ」に基づき、自社キャラクターの開発を進めました。
当時のキャラクター商品といえば、『ウルトラマン』に『仮面ライダー』、『タイガーマスク』に『巨人の星』と男子向けのキャラクターが圧倒的であり、女子向けの商品は数えるほどしか存在していませんでした。そこへ目をつけたサンリオは、1974年に満を持して『ハローキティ』を発表します。
販売当初は小物入れにデザインされただけのキティちゃんでしたが、これが当時の小中学生に大ヒット。瞬く間に日本中を席巻する一大ムーブメントとなりました。
世界に広がる「かわいい」の輪
女の子が好む配色を積極的に取り入れたキティちゃんのヒットは、サンリオの誰しもが予想していたことでしょう。90年代前半には一時的に低迷するものの90年代後半には、従来の子供向け商品から大人向け商品へと販路を拡大したことで、再び大ヒット。2000年代には世界へも進出し、各国の百貨店やアパレルとコラボし認知度を高めていきました。
現在、キティちゃん関連のグッズの収益総額は、推定で800億ドルと言われています。ディズニーが700億ドル、スター・ウォーズが650億ドルであることを考えると、そのすごさが一層際立ちます。
これほどまでに世界で愛されるキャラクターになったのは、生みの親である清水侑子氏の賜物でしょう。世界に向けたイギリス設定、あえて口を描かないことで普遍的な存在へと昇華したこと、ほかにも人気になった要因は考えられますが、いずれにしてもキティちゃんが世界的な人気を博したことは疑いようがありません。
今や、キティちゃんは女子小学生からマライア・キャリー、パリス・ヒルトンなどの世界のセレブまでもが愛用するクールで可愛いキャラクターとして拡散しています。その人気は、単なるキャラクターという枠組みを超え、ファッションの一部へと昇華したと言っても良いでしょう。
これからも、キティちゃんは世界中で愛され続けるに違いありません。
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ハローキティ・パリの夢シリーズは、パリ文化のエレガンスと日本発のかわいい文化が融合した、世界的評価の高いプレミアムコレクションです。なかでもヴェルサイユやパリの芸術体験を描いたシリーズは人気が高く、市場でも注目度が上昇中です。
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