ミラノ・コルティナ2026公式記念コインとは?デザインや開催地の魅力を解説
2026年2月6日から22日まで、イタリア北部のミラノおよびコルティナ・ダンペッツォで開催される第25回オリンピック冬季競技大会。この歴史的な大会を記念して、イタリア国立造幣局が鋳造する公式記念コインが発行されました。
イタリアでの冬季オリンピック開催は2006年のトリノ大会以来20年ぶり、コルティナ・ダンペッツォでは1956年以来70年ぶり2度目の開催となります。
また、ミラノにとっては夏季・冬季を通じて初めてのオリンピック開催という記念すべき大会です。
本記事では、この特別な大会を記念して発行された公式記念コインの詳細と、開催地の文化的背景についてご紹介します。
ミラノ・コルティナ2026公式記念コインの種類
今大会を記念して発行されたコインは、50ユーロ金貨、20ユーロ金貨、そして銀貨4種セットの3種類です。
いずれもイタリア国立造幣局が鋳造し、1月13日から全国の主要金融機関で予約販売が開始されました。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
オリンピック冬季競技大会ミラノ・コルティナ2026公式記念コイン50ユーロ金貨
| 額面 |
50ユーロ |
| 質量(g) |
31.104g |
| 直径(mm) |
28.00mm |
| 材質 |
金(ゴールド) |
| 品位(karat) |
K24(99.99%) |
| 対日割当数 |
250枚 |
| 販売価格 |
1,320,000円 |
表面には、大会エンブレム「Futura(フーツラ)」が中央に刻印されています。
このエンブレムを囲むようにイタリア語で「オリンピック冬季競技大会」の文字、さらにその周囲には特徴的な凹凸加工が施されており、「イタリア共和国」の文字が刻まれています。
裏面は、聖火がトーチから燃え上がる様子を表現した今大会の公式ルック「Vibes」を中央にデザイン。
その周りをイタリア語で「オリンピック聖火の旅」の文字が囲み、下部にはミラノ・コルティナ2026の文字とオリンピックシンボルが配置されています。
オリンピック冬季競技大会ミラノ・コルティナ2026公式記念コイン20ユーロ金貨
| 額面 |
20ユーロ |
| 質量(g) |
7.776g |
| 直径(mm) |
22.00mm |
| 材質 |
金(ゴールド) |
| 品位(karat) |
K24(99.99%) |
| 対日割当数 |
550枚 |
| 販売価格 |
330,000円 |
デザインは50ユーロ金貨と同様に、表面には大会エンブレム「Futura」、裏面には公式ルック「Vibes」が採用されています。
サイズは小さめながら、同じく高品位な金を使用した記念コインとなっています。
オリンピック冬季競技大会ミラノ・コルティナ2026公式記念コイン銀貨4種セット
| 額面 |
各6ユーロ |
| 質量(g) |
各31.104g |
| 直径(mm) |
各38.61mm |
| 材質 |
銀(シルバー) |
| 品位 |
各99.90% |
| 対日割当数 |
各800枚 |
| 販売価格 |
99,000円 |
表面は4種すべてに共通して、中央に大会エンブレムがデザインされ、コインの外周にイタリア語で「イタリア共和国」の文字が刻印されています。
裏面には、今大会で開催される4つの競技の公式ピクトグラムが各銀貨に描かれています。
カーリング
ストーンを放つ瞬間の選手を描写。上部をプルーフ(鏡面)、下部の氷の部分をマットに仕上げることでリアルさを演出しています。開催場所となるコルティナ・ダンペッツォの文字も上部に刻印されています。
スピードスケート
スケートリンクを颯爽と滑る選手のイラストを描写。開催場所となるミラノの文字を下部に刻印しています。
スノーボード
華麗にトリックを決める選手を描写。開催場所となるリヴィーニョの文字を上部に刻印。ハーフパイプの傾斜を斜めの線で表現しています。
スキージャンプ
ダイナミックに滑空する選手を描写。開催場所となるプレダッツォの文字を上部に刻印しています。
公式大会エンブレム「ロゴ・フーツラ」に込められた意味
今大会の公式エンブレムとして採用された「Futura(フーツラ)」は、数字の「26」を指で一筆書きしたようなデザインです。この「26」という数字は、ミラノ・コルティナ・オリンピック冬季競技大会の開催年2026年を意味しています。
「Futura」とはイタリア語で未来を意味する「futuro(フトゥーロ)」の女性形です。未来を指でなぞるという行為には、私たちの行動で未来を紡いでいく、つなげていくという意味が込められていると推察できます。
このエンブレムは、大会史上初となるオンライン投票によって決定されました。最終候補には「ロゴ・フーツラ」と「ロゴ・ダド」の2つのデザインが上がり、169か国から計87万1000票が投じられ、約75パーセントの支持を得て決定しました。
開催地であるミラノ・コルティナはどんなところ?
第25回オリンピック冬季競技大会は、イタリアの都市ミラノとコルティナ・ダンペッツォという約250キロメートル離れた2つの都市による共同開催で行われます。
オリンピック初開催となるミラノ
イタリア北部にあるミラノはファッション・デザイン・経済の中心都市で、ローマに次ぐイタリア第2の都市です。
これまでに国内外の多くのスポーツイベントを開催してきましたが、オリンピックの開催地となるのは今大会が初めてとなります。
開会式が開催されるサンシーロ(正式名称:ジュゼッペ・メアッツァ・スタジアム)は、「サッカーの聖地」として知られています。
7万7千人を収容するこのスタジアムで行われる開会式は、アスリートやアーティスト、著名人たちによる華麗なパフォーマンスが繰り広げられる予定です。
ミラノでは、アイスホッケー、ショートトラック、スピードスケート、フィギュアスケートといった氷上競技が実施されます。
「ドロミティの女王」コルティナ・ダンペッツォ
コルティナ・ダンペッツォは、イタリア北部ヴェネト州ベッルーノ県にある人口約5,800人の小さな町です。
ドロミテ山脈の麓、アンペッツォ地方の中心地であり、登山やウィンタースポーツの拠点となる山岳リゾート地として知られています。
周囲をドロミテ山脈の3000m級の山々(クリスタッロ、ファローリア、トファーナ、ラガツォイ、チンクエトッリ)に囲まれ、まるで王冠のように連なる峰々が息をのむような絶景を作り出していることから「ドロミティの女王」とも称されています。
夕焼けに岩肌がピンク色に染まる「エンロサディラ」現象も有名で、夜には雄大なオーロラが見えることも。
このオーロラは、ミラノ・コルティナ2026パラリンピックのエンブレムのカラーにも採用されています。
コルティナ・ダンペッツォは1956年にも冬季オリンピックの開催地となっており、今大会は70年ぶり2回目の開催となります。
まとめ
未来を指でなぞるエンブレム「Futura」、競技の躍動感を表現したピクトグラム。
ミラノ・コルティナ2026公式記念コインは、大会の感動を形に残す特別な記念コインとなるでしょう。
繊細な技術が織りなす美しい輝きを、ぜひ手元に置いてみてはいかがでしょうか。