2025年9月、日本の金相場がついに史上初の「1グラム=2万円台」を突破しました。
この歴史的な節目は投資家だけでなく、「御在位60年記念10万円金貨」や「御即位記念10万円金貨」といった純金製の記念金貨をお持ちの一般の方々にも大きな関心を呼んでいます。
本記事では、金相場高騰の背景や記念金貨が再び注目されている理由をわかりやすく解説。
さらに、今の高値相場を活かして賢く売却するためのポイントまで、専門的な視点から丁寧にご紹介します。
金価格が1グラム2万円を突破―歴史的な節目を迎えた理由
日本の金相場が1グラムあたり2万円という歴史的な高値に到達した背景には、複数の要因が複雑に絡み合っています。主な要因を以下に解説します。
国際金価格の高騰
国際情勢が不安定なとき、安全資産である金に資金が流れやすくなります。
昨今の世界的なインフレ懸念、地政学リスクの高まり(ウクライナ情勢、中東情勢など)、主要国の中央銀行による金購入の加速が、安全資産としての金の需要を押し上げ、国際的な金価格を歴史的な水準まで引き上げています。
記録的な円安の進行
金は国際市場で主にドル建てで取引されます。そのため、円安が進むほど日本円に換算した際の価格が上昇します。
2025年現在も1ドル150円台後半~160円台で推移する円安が、国内の金価格を大幅に押し上げる要因となっています。
インフレヘッジとしての需要増
物価上昇(インフレ)が続くなか、預貯金の価値が実質的に目減りする懸念から、インフレに強いとされる現物資産である金への投資が加速しています。
個人投資家の金購入意欲の高まり
NISAなど資産形成への関心が高まるなか、株式や投資信託と並び、ポートフォリオの一部として金を選択する個人投資家が増加しています。
供給量の限界
地上にある金の総量には限りがあり、新規の金採掘量も頭打ちの傾向にあります。
需要が増え続ける一方で供給が限られるため、価格が上昇しやすい構造があります。
このように、日々のニュースで目にする経済や国際情勢が、金相場にダイレクトに影響しています。
「何が起きるかわからない時代」だからこそ、金が資産保全の切り札として注目されているのです。
御在位・御即位記念金貨が再注目されるワケ
金相場が過去最高水準へと高騰するなかで、「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨」や「天皇陛下御即位記念10万円金貨」に再び注目が集まっています。
その理由は、大きく分けて次の3つです。
純金(K24)ならではの高い素材価値
日本で発行された10万円金貨は、どちらも品位K24の純金製です。
「御在位60年記念10万円金貨」は約20g、「御即位記念10万円金貨」は約30gの重さがあり、それぞれが持つ素材価値は「同じ重さの純金地金」と本質的に変わりません。
そのため、金相場が上昇すればするほど金貨の価値も比例して上がるという、非常にシンプルかつ強力な特徴を持っています。
実際、2025年現在の金相場(1gあたり20,000円超)で計算すると、
- 御在位60年記念10万円金貨:約40万円以上
- 御即位記念10万円金貨:約60万円以上
という素材価値がある計算になります。
これは、額面の10万円をはるかに上回る価値であり、素材としての魅力だけでも大きな資産性を備えていることがわかります。
額面10万円の価値が保証されている
もうひとつの大きな特徴は、「法定通貨」としての信頼性です。
この記念金貨は、額面10万円の価値が貨幣法によって正式に保証されており、仮に金相場が下落したとしても、額面分の価値は失われません。
万が一金価格が大きく下がったとしても「10万円分の貨幣」として保有できる点は、一般的な金製品やインゴットとは大きく異なる魅力です。
皇室ゆかりの記念性と、将来的な希少価値
御在位・御即位記念金貨が持つ魅力は、素材や額面だけではありません。
皇室の節目を記念して発行された歴史的背景や、美術工芸品としてのデザイン性、そして「限定発行」というコレクション性も大きな価値です。
それぞれの金貨には発行年や発行枚数が定められており、新たに追加で造られることはありません。
現時点(2025年)では発行枚数が比較的多いためプレミア価格はついていませんが、今後時間が経つにつれて市場流通量が減少すれば、コレクター市場で評価が高まる可能性も十分にあります。
資産として「記念金貨を手に入れる」という選択肢も
記念金貨は、ただ売却するだけでなく、「資産として保有する」という選択肢も見逃せません。
金は長期的に価値が下がりにくく、さらに皇室ゆかりの記念金貨は、素材価値・額面価値・歴史的価値という3つの側面を兼ね備えた“資産性の高いアイテム”です。
もし「自分用の資産として」「家族への贈り物として」「相続を見据えた長期保有」といった目的で金貨の購入を検討しているなら、当社が運営する【金貨販売本舗】をご覧ください。
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実際の買取価格の推移

2025年10月現在、御在位・御即位記念10万円金貨の買取価格は、金相場の急騰に伴い、額面を大きく上回る水準で取引されています。
金の価格推移を振り返ると、その上昇は顕著です。
2023年10月時点では1gあたり約9,800円だったものが、2024年10月には約13,000円、そして2025年10月にはついに約20,000円に到達しました。
わずか2年ほどの間に、1gあたりの価格が約2倍へと高騰した計算です。
こうした相場の変化を受け、御在位・御即位記念10万円金貨の買取価格も同様に右肩上がりで推移しています。
「天皇陛下御在位60年記念10万円金貨」の最新の買取価格を見る
「天皇陛下御即位記念10万円金貨」の最新の買取価格を見る
高値で売るために知っておきたい3つのポイント
記念金貨の価値を最大限に引き出すためには、「どこに」「いつ」「どのように」売るかが重要です。
同じ金貨でも、売り方次第で査定額に数万円以上の差が出ることも珍しくありません。
ここでは、損をしないために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
1. 金貨や貴金属に詳しい業者を選ぶ
記念金貨は単なる「金の塊」ではなく、純度・重量・発行背景・コレクション性など、多角的な価値が評価される商品です。
そのため、一般的なリサイクルショップや総合買取店よりも、金貨や貴金属を専門的に扱う業者のほうが、価値を正確に見極めた査定を行ってくれる可能性が高いです。
比重計・X線分析装置などの専用機器を用いた真贋判定や、市場相場を即時反映した査定を行っている店舗を選ぶと、金貨の価値を正当に評価してもらえる可能性が高まります。
2. 複数業者で査定比較する
同じ記念金貨でも、業者によって査定額が数万円単位で異なるケースは珍しくありません。
少しでも高く売却したい場合は、1社だけで即決せず、複数の専門店から見積もりを取ることが重要です。
特に、金貨や貴金属の取り扱い経験が豊富な業者ほど、純度測定や市場相場の反映が正確で、結果として高額査定につながりやすくなります。
また、悪質な業者を避けるためにも、公式サイトでの買取実績や口コミ、専門知識の有無を必ずチェックしましょう。
3. 金相場高騰のタイミングを見逃さない
記念金貨の査定価格は、日々の「金相場」と密接に連動しています。
特に2025年10月のように1gあたり2万円を突破するなど、過去最高水準の相場では、売却のタイミング次第で査定額に数万円の差が生まれることもあります。
金相場は株式や為替のように短期間で大きく乱高下することはほとんどありませんが、中長期的にはじわじわと上昇・下落を繰り返す傾向があります。
そのため、「大きく下がる前に売りたい」といった短期的な値動きを神経質に追う必要はありませんが、現在のような高水準が続いている時期を上手に活用することが、査定額を最大化するコツです。
市場の状況を定期的にチェックしながら、相場が高止まりしている今こそ“売り時”と捉えることが賢明といえるでしょう。
まとめ―高騰相場を活かすなら「今」がチャンス
2025年10月現在、金相場は過去最高水準に達し、御在位・御即位記念金貨の買取価格も年々上昇を続けています。
大切な記念品として手元に残し続けるという選択にも大きな価値がありますが、今のような相場環境では「売却による資産化」という選択肢も、非常に現実的で賢明な判断と言えるでしょう。
「今が本当に売り時なのか」「どのくらいの価値があるのか」と迷う方は、まずは専門店で査定を受けてみることをおすすめします。
金貨買取本舗では、専門の鑑定士が正確な真贋判定と最新相場に基づいた査定を無料で行っています。
査定だけのご利用も大歓迎ですので、お気軽にご相談ください。
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